祖母さんの突然の他界。驚かれたでしょうし、とても悲しかったと思います。が、私たちは辛い時、弱っている時ほど、人からの施しに敏感になります。
今まで怒ってばかりだったcococoさん、長男さんからするととても強い人に見えていたでしょう。
でもずっと泣いている姿、弱っている姿を見た時に、いつもと違うお母さんを感じてとても驚き、そして心配になったのだと思います。
初めてのお葬式の雰囲気、泣き続けるお母さんの姿は、とても不安だったでしょうが、下の子の面倒を見ながら大人しくしていた長男さん。きっと頑張って不安と闘っていたのでしょうね。
又、長男さんの言葉も良かったですね。
「もう大丈夫?」「もう泣かない?」たった二言ですが、お母さんを心配していた事がひしひしと感じる言葉でした。
イライラしない生活、笑顔で会話ができる家庭って、とても癒されます。
とご報告くださったcococoさんに「あれからどうですか?」と聞いてみましたら、
今も穏やかな状態が続いています。長男はもともとやんちゃな子でもあったので、少々羽目を外す事もありますが、変われば変わるもので「多少やんちゃでも元気なのが一番」と思っています。
以前、パピーさんが「迷惑を掛けたら親が謝ればいい」と言われていて「そうなる前に何とかしたい」と必死でしたが、今は、叱らなくても迷惑を掛ける事はあまりないんだな?と分かって、逆に「あの頃、なんであんなに怒ったんだろう」と思っています
とお返事頂きました。
私たちにはどうしても「思い込み」があります。
「手がかかる」とか「言うことを聞かない」という思いこみがあると、その場面になると“怒りたくなるスイッチ”が入ってしまうんですね。
ですが、それって実はそんなに言わなくてもいい場合が多いのです。
cococoさんも言われていましたが「そうなる前に何とかしたい」という思いが、どうしてしつこく言ってしまったり、怒ってしまう原因になるんですね。
怒っても怒っても、子供が素直にそれを受け入れる事はありません。
ちょっと見方を変えて頂く事ができると“怒りたくなるスイッチ”を入れずに済むかもしれません。
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