新型コロナ年を越す可能性。「満員電車も感染の要因」政府が指摘

2020.03.10
by MAG2NEWS編集部 NK
 

感染しやすい3つの条件

専門家会議では、「①換気の悪い密閉空間」「②多くの人が密集する」「③近距離での会話や発声」の3つの条件が揃っていた場所で、感染が確認されたことも明らかになった。これを踏まえ、「換気」や、互いの距離を1、2メートルほど開けて「人の密度を下げる」こと、「近距離での会話や発生」などを避けるよう呼びかけている。

「満員電車も条件揃えば感染要因に」

政府が公表した「新型コロナウイルス感染症のクラスター(集団)発生のリスクが高い日常生活における場面についての考え方」では、満員電車を例に先ほどの3つの条件について言及。「換気の悪い密閉空間に多くの人が密集することはあるが、近距離での会話や発生はあまりない」としながらも、「場合によっては近距離での会話や発生があり、3つの条件が揃うこともある」と、満員電車でも感染が起こる空間になり得ると初めて指摘された。

鉄道各社「窓を開けて」アナウンスも

NHKニュースなどによると、これに先駆けて、東京メトロでは、ラッシュ時などを中心に混雑が確認された際には、駅員が車両の窓を開けてまわるという取り組みを4日から始めたという。

また、東武、小田急、相鉄、西武、京王、東急の6社では、乗客に向けて窓をあけて車内換気に協力を求めるアナウンスを行っているとしている。


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source:NHK毎日新聞新型コロナウイルス感染症対策の見解

image by:Shutterstock

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