一方、「硬派な社会派、本格派」なインパーフェクト・フーズの方は、珍しい野菜の代わりに、ロゴマークにもなってるカタチの悪いにんじんがたくさん入っていた。
他には野菜や果物だけでなく、肉や魚、ナッツ類や乳製品、穀物類なども追加で購入できるようになっているので、ほぼすべての材料をまとめて購入したいという人には便利な内容となっている。しかも、オリーブオイルなどインパーフェクト・フーズのロゴが入ったプライベート・ブランドを出すなど利益を出しやすいビジネスを展開している。
インパーフェクト・フーズとミスフィッツのどちらを選ぶかは好みとニーズによると思うが、うちの場合は『宝箱』感覚のほうが魅力的なので隔週でミスフィッツのオーダーを続けている。
ところで、インパーフェクト・フーズもミスフィッツも多様な考えがあったからこそ生まれたサービスのように思う。これまで当たり前とされてきた、みんなと一緒、同じという考え方に何の疑問も持たなかったら生まれなかったもの。上述したように大手スーパーが一時は試したものの止めている。賛同するのはまだ一部の消費者だけなのだ。
でも信念を持ち続け続けてきた結果、新型コロナ問題で一気にブームに。そして、この2社のサービスがあったから買い物に行けない人でとても助かったという人たちは数多いだろう。これを機に購入を継続するという人は少なくないだろうから、今後の動向が非常に楽しみである。
● インパーフェクト・フーズ
● ミスフィッツ・マーケット
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