リニア中央新幹線を巡っては、先日掲載の「マスコミがまったく伝えない『リニア新幹線』人命に関わる大問題」でもお伝えしたとおり、解決しなければならない問題が多数存在しています。そんな新しい交通機関に対して懐疑的な見方を示しているのは、繁盛戦略コンサルタントの佐藤きよあきさん。佐藤さんは今回の無料メルマガ『繁盛戦略企画塾・『心のマーケティング』講座』に、「リニア新幹線の必要性が無くなった理由」を記しています。
コロナウィルスで、「リニア新幹線」が不要になる!?
2027年開業予定の「リニア新幹線」。夢の高速移動手段として、期待されています。しかし、この交通機関は不要になるかもしれません。それは、日本国内を高速で移動する必要がなくなりつつあるからです。
その流れが顕著に現れたのは、「コロナウィルス」発生後からです。
企業に勤める人は在宅勤務となり、会議はリモート。クライアントとの打ち合わせもリモート。出張が禁止となったため、自宅から先方に連絡を取り、こちらもリモート。本来は足で稼ぐはずの営業でさえ、ネットを介して行われるようになりました。
従来なら、直接会って話をするのが“常識”でしたが、コロナによって、“会わないこと”が容認されるようになりました。「ネットで済ませるなんて失礼だ」という考えが薄れたのです。逆に、効率的だという認識に変わってきています。
こうなると、ビジネスマンが日本中を駆けずりまわる必要はなくなり、高速移動のための乗り物も不要となります。リニア新幹線は、スピードが求められる社会において、ビジネスユースを狙った交通機関のはずです。なので、ネットによるビジネスが発展すると、リニア新幹線の必要性がなくなるのです。
観光のために、料金の高いリニア新幹線を利用する人は、多くないはず。すなわち、リニアに莫大な費用を掛けるのは、無駄なこととなります。
開発に時間が掛かり過ぎ、時代の方が一歩先を行ってしまったようです。
当てもの
有名なラーメン店「一風堂」のどんぶりの底には、「ありがとう!」のメッセージが書かれています。ラーメンを食べて、ある程度スープを飲むと見えてきます。“やられた!”という感じです。気が利いています。小粋ですね。美味しいラーメン店だからこそ、さらに「感動」を与えています。
この「どんぶり文字」で、集客に成功しているお店があります。ラーメンで有名な喜多方の「まこと食堂」です。
このお店のどんぶりの底には、「大当たり!」の文字が書かれています。もちろん、すべてのどんぶりにではありません。この当たりが出ると、「お土産用ラーメン」のプレゼントがあります。これは、嬉しいですね。
当たっても、ハズレても、また来たくなります。これは、人の心理です。よく考えられています。しかし、ラーメンが美味しいという前提ですが。
人は、“当てもの”が好きです。駄菓子屋に通っていた頃から、「くじ」をやっています。大人になっても、くじ引きがあると、やりたくなります。いつ行っても、くじ引きができるお店。どうせ、同じ買物をするなら、そちらに行ってしまいますよね。これ、大きなヒントです。
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