胃袋を奪われたら終わり。“複数注文”がない「おせち」の戦い方

 

おせちのCRMは?

上述の通り「昨年購入者リピート率30%」以上が必須な条件と述べさせていただきました。しかし、ご支援先の平均では40%~50%程。そのために実施しているのが下記になります。

1月:お客様アンケートの徹底実施
2月:おせち購入のお客様へ特別なご案内
5月:今年おせちの商品開発の見える化
6月~9月:同上
10月:過去3ヵ年の購入のお客様へDMの送付
   取引業者様へのご案内
11月:上記未購入者への2回目DM送付
   他事業のロイヤルカスタマーへのDM送付
12月:足元商圏への折込チラシ
   過去3ヵ年未購入のお客様へ電話フォロー

細かな違いはあれども大きな方向性は上記です。この辺りだと、費用はかかってもCPOは合っています。見ていただいとわかる通り、今からではなく、年明けすぐから既に仕掛けは動いているのがわかると思います。高額商品だからこそ「やっぱりこれを買ってよかった!」と思っていただく為の対策も必要になります。

ちなみに各種DMの反響率ですが、
・過去3ヵ年のお客様
1年前:30%~50%程度
2年前:15%~20%程度
3年前:5%~10%程度
この辺りのレンジに収まることが多いです。
・他事業のロイヤルカスタマー
配布件数に対して5%前後
この辺りは結構シビアだったりします。もっと良い繋がりがあればと思うのですが、高額商品なのでなかなか難しいところです。

おせちの新規様獲得は?

「楽天で売ろうと思います!」
「ふるさと納税が良いと聞きました」
なんてお声が多いのですがそこまで甘くはないんです。ここに関しては先行企業はかなりの広告宣伝費をぶっ込んでいます。

仮にECのモールに出したとしても、「アクセス数を稼げない」問題にまずぶち当たります(※超有名店を除く)。そしてアクセスを稼ぐ為に広告費を突っ込みます。しかし先行企業は売り場をかなり作り込んでおり、そことの比較検討で負けてCVRが上がらない。結果的に大赤字になってしまう。

細か~く早め早めからECの事業戦略を組まないと、上記のような失敗される企業が多いと言えます。このようなリスクを負わずにご新規様をどう獲得すれば良いのか。結論は超シンプルですーー
(『飲食・デリバリー企業向け/業績アップメルマガ』2022年9月12日号より一部抜粋、続きはご登録の上お楽しみください。初月無料です)

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関西学院大学卒業後、新卒で船井総研に入社。当時史上最年少にてフード部のマネージャー職へ。その後事業承継と起業を行い、 京都にて外食・中食業態を複数経営しつつ、多くの企業をサポート。事業規模は年商2,000万~1兆円企業まで幅広いです。外食/フードデリバリーが専門領域なので、それについての情報を書いています。

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