著者が問題視しているのは、芸能事務所の力が強い日本の芸能界が、主導権が芸能人側にある欧米と比べて異質であるということでしょう。
日本では芸能事務所の力が大きいので、勝手に退社して別事務所に移籍したりすれば、所属していた芸能事務所からテレビ局などに有形無形の圧力がかかるのです。
確かに多額の資金をかけて育て上げた芸能人が、稼げるようになったら簡単に移籍するのが許せないのはわかります。つまり、日本の芸能事務所は、芸舞妓が所属していた置屋のようなものなのです。投資を回収するまで年季奉公してもらわないと困るのです。
著者はジャニーズを離れたSMAP4人の今後を心配しています。日本の芸能界は裏切り者は許さないのです。
松谷さん、良い本をありがとうございました。
【私の評価】★★★☆☆(74点)
<私の評価:人生変える度>
★★★★★(ひざまずいて読むべし)
★★★★☆(素晴らしい本です)
★★★☆☆(読むべき一冊です)
★★☆☆☆(余裕があればぜひ)
★☆☆☆☆(人によっては)
☆☆☆☆☆(こういう本は掲載しません)
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