ロシアの勝利か、人類滅亡か。狂気のプーチンがウクライナの次に侵攻する国の名

 

スバトボ・クレミンナ攻防戦

ロ軍が、大量の人員と装備を集めて、大規模反撃を計画しているようだ。クレミンナのウ軍包囲網に、ロ軍は反撃を開始した。このため、コズマネとディプロバをロ軍に一時占領されて、ウ軍は後退した。

しかし、ロ軍機甲部隊がディプロバを攻撃した際、ウ軍は初めてロ軍戦車支援装甲車ターミネーターを破壊し、再度ディプロバを確保した。

ロ軍の大部隊と装備の結集を見て、ウ軍もリマンに装備と部隊を集めて、ロ軍との決戦を行うようである。セレベッツ川を防御線として、陣地や要塞線の構築をしている。大平原でウ軍とロ軍の戦車戦になる可能性もある。

クピャンスク方面でもロ軍が攻勢に出ている。ドベリチネをロ軍が占領し、タビルジャンクを攻撃している。ロ軍は、クピャンスクに向けて南下するようである。

モルトバへの侵攻か

ロ軍の水上ドローンが、ウクライナとモルドバ共和国の国境にあるドニエステル川の入り口に架かるウクライナのザトカ橋を爆破したようだ。これにより、ドニエステル川西部のウクライナとの輸送が制限されることになる。

目的は、ルーマニアからの軍事物資の搬入を阻止することではあるが、モルトバへの警告とも見える。

沿ドニエストル・モルドバ共和国のロ軍と上陸作戦を共同でされると、モルトバも大変なことになる。

この中、モルドバで10日、親欧米派のガブリリツァ首相が辞任した。経済的混乱に加え、国境を接するウクライナへのロシアによる全面侵攻の影響を受け、2021年8月の就任から1年半での退陣となる。

サンドゥ大統領は、大統領補佐官で元内相のドリン・レチャン氏を後任候補に指名した。混乱は続く可能性が高い。

インフラ攻撃

ロ軍は、2月9日21時50分から10日12時まで、71発の巡航ミサイル(Kh-101/555、Kalibr)、最大35発のS-300ミサイルと7機のシャヘド攻撃ドローンを使用して攻撃した。

ウ軍は61発の巡航ミサイルと5機のドローンを撃墜した。ミサイル迎撃率は86%であるが、巡航ミサイルやS-300ミサイルで、電力施設が被害を受け、一部で停電が発生した。

ハルキウを狙いS-300ミサイルは、迎撃ができない問題が出ている。これには「アイアンドーム」がないと無理かもしれない。

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