ロシアの勝利か、人類滅亡か。狂気のプーチンがウクライナの次に侵攻する国の名

 

バフムトの北のロズトリフカとミコライフカにもロ軍は攻撃を激しくしているが、ウ軍は撃退している。ここからシベリスクにロ軍は前進したいようであるが、今のところ、その試みは成功していない。

ドネツクのボハレダラには、ロ軍海軍機械化歩兵部隊が攻撃したが、ウ軍機甲部隊の反撃で大損害を出したが、GRUのスペツナズや特殊部隊なども増援しているが、この増援部隊も壊滅的損害になているようだ。このため、郊外のボホヤビンスカをロ軍は攻撃したが、これもウ軍は撃退している。プレツスティフにもロ軍は攻撃したが、ここでもウ軍に撃退されている。

このため、ショイグ国防相は、正規軍精鋭部隊も壊滅されて、ここに民間軍事会社パトリオット社傭兵を投入したようである。

しかし、航空優勢が取れないで、ロ軍が機械化歩兵部隊を前進させても、機甲部隊同士の戦いでは、ウ軍の精密誘導兵器の前に壊滅の危機になることがわかる。

ということで、機械化歩兵部隊での戦闘でも、航空優勢で、事前に敵の火砲やロケット弾発射機を潰す必要がある。ロ軍の航空優勢が取れることが最初に必要なことになるし、逆に防空システムを持ち、航空優勢を取らせないことが、ウ軍には求められることになる。

ワグナー軍は囚人の募集を中止したという。募集しても、応募がなく、囚人も戦闘でほどんど生存率がないことを知ったことで、応募しなくなった。

もう1つが、生存率が低い突撃を強制するため、囚人兵に下士官が殺される事態が頻繁に起きていることだ。とうとう、下士官からも囚人兵の指揮を拒否されだしている。このため、ワグナー軍の戦い方も変化することになる。

もう1つ、国防省が囚人を兵員に採用するのを反対されたことで、今後、ロ軍とワグナー軍の共同戦線で、囚人兵の扱いが難しいようである。

それと、この地域で、ワグナー軍に以外でもロ軍の戦死者数は1日で200名から800名も出ている。負傷者数は、戦死者数の3倍程度であり、800名から3,200名の戦線離脱者が出ているはず。月にすると2.4万人から9.6万人にもなる。

このバフムトだけで、これだけの数が戦線離脱するので、秋の30万人動員兵は、3ヶ月で尽きることになる。ということは新しい動員兵が必要になるということだ。

どこまで、自国民を犠牲にすれば、戦争を止めるのであろうか?ロシアの人口は1億5,000万人、労働人口は半分の7,000万人、男性は、3,500万人で、18歳から65歳であるので、軍隊としては、18歳から40歳までとすると、軍隊は半分の1,700万人が対象者、この10%を動員すると、170万人となり、ここまでなら、国の将来に大きな影響なく動員可能であろう。ということは、まだまだ、動員するということである。

170万人を戦線離脱させるのは、月10万人を戦線離脱させても17ヶ月間戦うことになる。今までに30万人がいなくなったとしても、今後14ヶ月となり、1年以上である。当分、戦争は終わらない。

もし、早く終わらそうとするなら、キルレシオを上げていくしかない。月30万人を戦線離脱させれば、5ヶ月になる。

そのためには、ウクライナに優秀な兵器を供与して行くことになる。

それと、9月に出てきたロ軍動員兵とは違い、冬に前線に来たロ軍動員兵は装具も冬服も支給されているという。ロ軍兵の質が違うので、ウ軍も注意が必要だと、ウ軍前線兵士は言う。

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