偉業を成し遂げた明治大学サッカー部。元会社員監督の「勝者のメンタリティー」

TOKYO, JAPAN - 2 October 2021:Exterior of Meiji University in NakanoTOKYO, JAPAN - 2 October 2021:Exterior of Meiji University in Nakano
 

日本代表長友佑都選手を初め、多くのプロを輩出する明治大学サッカー部は、2019年に全5冠制覇の偉業を成し遂げたことでも知られる名門チームです。そんなチームを率いる監督が、元会社員という異色の経歴を持っていることを知っていましたか?今回の無料メルマガ『致知出版社の「人間力メルマガ」』では、明治大学サッカー部監督・栗田大輔氏が語る「勝者のメンタリティー」について紹介しています。

勝者のメンタリティー 栗田大輔(明治大学サッカー部監督)

大学サッカー界において、2019年に史上初となる全5冠制覇の偉業を成し遂げた明治大学サッカー部。

2015年に監督に就任した栗田大輔氏は、長年会社員として働く傍ら小中学生向けのクラブチームを設立・運営するなど、異色の経歴の持ち主です。

そんな栗田氏が以前のインタビューで語られた「勝者のメンタリティー」というお話をご紹介いたします。

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いくら人間性を磨いたところで、実力が伴わなければ元も子もありません。

長年指導していると、こういう時に勝ち、こういう時には負けるという法則が肌感覚で分かるようになってきました。

それを私は勝者のメンタリティーと表現しています。

1.チームに迷いがないこと

全員の矢印が同じ目標に向かい、オン・ザ・ピッチ(コート上)だけでなく、オフ・ザ・ピッチでも日本一を追求し、どのチームよりも厳しく皆が集中力を高めているチームは絶対に負けません。

2.よい準備ができていること。

目標から逆算して今週やるべきことが明確になっているか、試合を想定して練習できているか。

意識のレベルとスキルが揃った時は、試合前から勝利の確信を得ることがあり、ロスタイムでの逆転や交代選手の大活躍など、奇跡のようなことが連発するから不思議なものです。

選手にはよく「才能×努力×考え方」と伝えます。

どんなに才能があってもその人が天狗になって自分の実力を過信したり、妬みや僻み、愚痴をこぼしていれば実力は絶対に伸びません。

これは多くの先人が証明しているところです。

努力は目には見えませんし、努力自体は「足し算」で、日々積み重ねるしかありません。

それでもある時急に成長し、気づきを得て道が開けるのは、それまでの努力が才能や考え方と掛け合わさり、相乗効果が生まれるからです。

『致知』2021年11月号より

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【著者】 致知出版社 【発行周期】 日刊

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