完全に閉ざされた中国「民主化」の道。李克強は誰に殺されたのか?

 

もう一度言いますが、これはすべてが真実ではありません。

私が言いたいのは、「このようなうわさが流されるような状態に、習近平政権は中国の人民から見られている」ということが注目されるべき内容なのです。

その為に、李克強の追悼が国土の中で広まることを、中国共産党はかなり警戒しています。

ここで日本の安倍元首相の国葬と比較してみましょう。

安倍元首相の国葬に関しては、野党もまたマスコミの一部もかなり反対しており、国費の投入などについての批判はかなり大きかったように感じます。

しかし、そのような「ノイジー・マイノリティ」の内容以上に、国葬に参列し喧嘩したいと願う人々の多くの善意は、一日中行列が絶えなかったことなどを見ても明らかです。

「サイレント・マジョリティ」がどれくらい多かったかということが非常に話題になり、批判していた政党やマスコミは、そのサイレント・マジョリティに徐々に排除されてゆくということになっていったのです。

そして、その「サイレント・マジョリティ」の中には、政治的な思想やイデオロギーの話ばかりではなく「純粋に死者を弔う」という日本の常識的な考え方の人々も少なくなかったのではないかと思います。

要するに「死者を追悼する」というのは、政治的な内容や生き残っている人々の思想などとは関係なく、生きている人々が死者を送る一つの「常識」というか「普通の感覚」として当然のことであると認識されているのではないかと思います。

そして、それを批判する多くの「ノイジー・マイノリティ」が、無言の糾弾と拒絶を受ける結果になったということではないかという気がするのです。

要するに「死者を追悼する」という気持ちは、必ずしも政治的な内容ではないということになります。

では、逆に「政府が追討を警戒する」つまり、日本でいう「ノイジー・マイノリティ」化するということになってしまった場合はどのようになるのでしょうか。

本来は、しっかりと追悼し、そして一つの区切り(けじめ)をつけて、そのうえで新しい何かを行えばよいことであると思います。

しかし、そのようなことができ無かったというのは、上記の噂の中に様々入っています。

上記の「噂」の分析をすれば、いくつかのことがわかります。

一つは――(メルマガ『宇田川敬介の日本の裏側の見えない世界の話』2023年11月6日号より一部抜粋。続きはご登録の上、お楽しみください。初月無料です)

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