俳優で自身が所属する芸能事務所『トライストーン・エンタテイメント』の社長に就任した小栗旬さんに対して、元俳優で格闘家の高岡蒼佑さんが、以前に続き再び“告発”をしていることが話題になっています。これに、芸能記者歴30年のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さんは、普段の「後輩に慕われている小栗」の顔を紹介しつつ、高岡が批判した小栗旬への「怒り」の理由について考えながら、3年前に亡くなった俳優・三浦春馬さんに思いを馳せています。
尊敬される兄貴分? それとも…小栗旬は何者なのか
今年6月、『トライストーン・エンタテイメント』代表取締役社長に就任した小栗旬の周辺が騒がしくなっているようです。
少し前『週刊女性PRIME』が、性加害問題が原因で大河ドラマ『どうする家康』主演の『嵐』松本潤に完全密着した『プロフェッショナル 仕事の流儀』がお蔵入りの危機にあると伝えていました。
昨年5月にオンエアされた同番組の小栗旬編は、芸能関係者やファンならずとも、“役者・小栗旬”の凄みを天下に知らしめるような反響がありました。
今でも私は、番組半ばで小栗が漏らした「(このシーンは)演技に集中したいからカメラを回すのは止めてくれる…」のシーンは強烈に憶えています。
『週刊女性~』の記事で私が驚いたのは、松潤が『どうする家康』のスタッフに “鎌倉殿の小栗旬のように、闇落ちする家康を演じたい”と話していたという件でした。
松潤の性格を考えれば、少しだけ意外と思われる記事です。
ファンの間で小栗と松潤は仲がいいことで知られていますが、このエピソードに関しては、松潤の小栗に対する並々ならぬライバル心が感じられ、胸がドキドキしてしまいました。
『中居正広のキンスマ』で、若手役者たちの憧れの対象として小栗旬の名前が必ず出ることに「また小栗旬かよ…何なんだアイツ…どんだけ好かれてんだよ…」とMCの中居が言っていましたが、役者の後輩たちにとって小栗は良き兄貴分、松潤とは友人でありライバル…というスタンスのようですね。
先日行われた『第36回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト』最終選考会で、同コンテスト出身の戸塚純貴が意外とも思える小栗の話題を披露してファンを大喜びさせていました。
なんでも、とある舞台制作スタッフから飲み会の席で「お前は小栗さんより凄いのか?」と聞かれ「僕は小栗さんよりできますね~」と酒の勢いを借りて答えたことが巡り巡って小栗本人の耳に入ったようで、後日自分の舞台公演中、観劇後楽屋に小栗が突然現れたというのです。
「すみません!決してそんなこと言ってないですって(謝った)…」と平謝りの戸塚を、面白がる小栗が目に浮かぶようです。
この手のサプライズが大好きですからね…。
この後小栗は戸塚へ、楽屋出入口に飾る暖簾をプレゼントしたというエピソードも実に小栗らしく、そんなところがリスペクトされるひとつの理由なのかもしれません。
冒頭の“小栗周辺の騒がしさ”にはもうひとつ、高岡蒼佑が再び批判投稿をした意味もあります。
高岡蒼佑が投稿した「小栗はやっぱり小物」「糞」「チキン野郎」の批判コメント