ノーパンしゃぶしゃぶを乗り越え、権力は財務省に引き継がれた
このノーパンしゃぶしゃぶ事件の少し前にも、「官官接待」などが明るみに出て、大蔵省は世間から批判されていたばかりでした。
官官接待というのは、地方自治体の役人が、より多くの予算配分を受けるために、大蔵省などの中央省庁の役人を接待するというものでした。
そこに追い打ちをかけるように「ノーパンしゃぶしゃぶ事件」が発覚したため、国民の間で「大蔵省はとんでもない役所だ」という意識が高まりました。
そして、この「ノーパンしゃぶしゃぶ事件」が契機になって、大蔵省は解体されることになりました。
2001年、世間の大蔵省批判などを鑑み、「中央省庁再編」が行われたのです。この「中央省庁再編」により、「大蔵省」は解体され「財務省」が発足しました。
が、この「大蔵省解体」は実は看板をすげ替えただけであり、大蔵省の巨大な権限は、ほぼ無傷で財務省に引き継がれました。
次号では、大蔵省の官僚たちがいかにして無傷で巨大な権限を財務省に移行したのか、そのカラクリをご説明したいと思います――(メルマガ『大村大次郎の本音で役に立つ税金情報』2024年3月16日号より一部抜粋。「新NISAは辞めた方がいいのか?」「株価上昇は続くか?」など全文はご登録の上お楽しみください。初月無料です)
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