続々と明らかになる「中国籍」を裏付ける情報
この女性については、さらに詳しい情報が出ています。以下、報道を一部引用します。
フィリピンの上院は今年4月以降、公聴会を重ねてグオ氏の国籍問題を追及してきた。グオ氏は5月下旬の公聴会で、母親の身元が不明な理由を「幼少時代に母親に捨てられ、一緒に暮らしたことはない」などと説明。「私はスパイではなく、フィリピン人だ」と言明した。
本人が疑惑を否定してきたものの、6月中旬以降に中国籍を裏付ける情報が続々と明らかになった。
6月18日にはガチャリアン上院議員が移民局に03年に提出されたビザ申請書類をもとにグオ氏は中国人「グオ・フア・ピン」である可能性があると訴えた。母親として中国人女性の名前が記されているとも告発した。
27日には調査を主導するホンティベロス上院議員が国家捜査局(NBI)の指紋鑑定の結果を公表し、グオ町長の指紋と中国国籍のグオ・フア・ピン氏の指紋が一致したと追及した。ホンティベロス氏は「有権者とフィリピン人への侮辱だ」と非難した。
同氏は指紋鑑定に先立ち「アリス・グオ」という名前と生年月日が一致する別人の顔が載った出生証明書のコピーを公開した。グオ氏が中国籍を隠すため、別のフィリピン人の身辺情報を盗んだのではないかと批判した。
グオ氏の身辺に疑義が生じたのは、3月にバンバン町でオンラインカジノ会社が人身売買や監禁の疑いで摘発されたことが発端だった。
業者を家宅捜索すると、グオ氏が犯罪拠点となった建物を所有する会社の株式の半分を所有していたと分かった。身元に不明な点が多く、高級車やヘリコプターを所持していたことが注目され、町長として違法な業者を保護したのではないかとの見方が広がった。
この報道では、「グオ氏が中国籍を隠すため、別のフィリピン人の身辺情報を盗んだのではないか」とあります。もしそれが本当だとしたら、身辺情報を盗まれたフィリピン人の安否が心配されます。
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