夏休み明けに増える「子供の自死」を防げ。現役探偵が親に教える、いじめ被害に気づく方法と察知したときの対処法

 

編集後記

記事を編集している間、南海トラフの地震がニュースになっています。できることは、備えをして、家族などで連絡方法を決めるなどの対策ですが、心がざわつきます。

こういう何か落ち着かないときに、例えば、いじめのような向き合うべき事件が身の周りに起きたら、やはり普段よりも冷静に考えることが難しくなったりするものです。

いっぱいいっぱいのときほど、間違った選択肢を取りやすいというのも人間だからあるのだと思うのです。地震など自然災害は人如きではどうすることもできません。

私がすごい悪魔の実を食べて特殊な能力が身についていて地震を止められるならまだしも…そんな能力はないわけで、やれることを粛々とするしかない。

そんなことを考えていると、こういうとき、こどもがいじめを悲観して命を絶ってしまうことも起きやすくなるかもしれないとゾッとしました。特に、夏休み明けは、統計上も子どもの自死が激増します。

本当はゼロになってもらいたい、それが無理なら、1人でも多く、生きていてもらいたい。止めるのは自分でもいいし、誰でもいい。とにかく、生きていてくださいと思っています。

漫画『いじめ探偵』3巻は、かなり多くのシーンで町田市タブレットいじめ自死事件で起きていたことをそのまま描いてもらいました。その上で、私は特にご遺族に、彼女が生きていたら、その姿を見てもらいたかった。生き残り、成長し、何かの言葉を発してくれるとしたら、漫画の中なら、その姿は永遠に残ります。ですので、生きていたらのifストーリーにして、もしも先生がまともだったら、周りの支援者がもっといたら、まともに報じようとする記者がもっといたら、のifも入っています。

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そして、先生方には隠蔽したり保身をする自分の姿が、画中のように醜く写っていることを知ってもらいたい。

話しを戻します。今いじめられている君へ、生きてください。私は東京都中央区の八丁堀事務所に居ます。私の意思を引き継ぐような正義の探偵がこの事務所にはいます。事務員さんだって、君の味方です。メールでも、電話でも、直接事務所に来るのでもいい、助けが必要な時は我々がいます。だから生きてください。

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社会問題を探偵調査を活用して実態解明し、解決する活動を毎月報告。社会問題についての基本的知識やあまり公開されていないデータも公開する。2015まぐまぐ大賞受賞「ギリギリ探偵白書」を発行するT.I.U.総合探偵社代表の阿部泰尚が、いじめ、虐待、非行、違法ビジネス、詐欺、パワハラなどの隠蔽を暴き、実態をレポートする。また、実際に行った解決法やここだけの話をコッソリ公開。
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