外務省や“親中派”政治家の嫌がらせか?パラグアイ訪問時の会談に現地大使を出席させなかった“日本の売国首相”

 

一方、パラグアイ政府は中国に対してあくまで毅然とした態度で対応しています。

昨年12月、パラグアイ当局は中国外務省の外交官のビザを取り消し、24時間以内に出国するよう求めました。

この中国の外交官は、パラグアイの国会議員に台湾との外交関係を見直すよう働きかけ、台湾を捨てて中国を選ぶよう迫ったとされています。

中谷氏によると、中国代表団はユネスコの無形文化遺産登録の審査会議に出席するためにパラグアイにビザを申請して入国しましたが、代表団を率いた中国の外交官はユネスコ会議に出席せず、パラグアイ議会に向かったといいます。

その外交官は、議会を去る際、記者団に「世界に中国はひとつしかないのだから、パラグアイは一刻も早く台湾との誤った外交関係を正し、正しい方向に進むべきだ」と語りました。

この発言は地元メディアで大きく報道され、その後、パラグアイ政府は外交官のビザを取り消したのです。

中谷氏によれば、パラグアイ政府のやり方には根拠があり、ビザが取り消されたのは、外交官がビザ申請の時に申請した目的と異なったことを行い、申請したホテルとは別のホテルに宿泊したからだったそうです。

法的にも文句の言えない理由であり、中国側は反論できず、受け入れざるを得なかったとのことです。

この中谷氏のインタビューは台湾でも大きく報じられました。

日本駐巴拉圭前大使 透露中國逼迫「棄台投中」内幕

中谷氏は、日本の首相として初めてパラグアイを訪れた安倍首相を高く評価しており、かつて安倍氏がアルゼンチンを訪れた際、地域の日系人・在留邦人との交流行事で集まった約1,000人全員と握手したこと、そして各国大使に、日系人の活動に役立つことはなんでもやるように指示し、働きが悪かったら自分に連絡して欲しいと話したことを、自らが日系人と接する際の指針にしていたと語りました。

中国については、最近、クック諸島とインフラ開発などで連携する合意文書を交わしたことで、クック諸島が南太平洋における中国の橋頭堡になるのではないかという懸念が高まっています。

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クック諸島の首都アバルアでは、中国に傾斜を強める政権に対して約400人の抗議デモが発生しました。

クック諸島はニュージーランドが防衛を担っています。そのニュージーランドが面するタスマン海で、あろうことか中国は2月21日と22日、中国軍艦による実弾演習を行い、ニュージーランド外相が中国に懸念を表明する事態に陥りました。

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NZ外相、中国側に懸念 実弾演習の「通告なしが問題」

相変わらず傍若無人な態度で、これで民主国の国民から好かれるはずがありません。

中国のどんな恫喝や甘い誘惑にも惑わされない、パラグアイの高貴さがますます光り輝いて見えます。

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