読売新聞の女系天皇提言に産経新聞が動揺、「ナベツネを左翼認定」の一部始終が面白い。続々到着する援軍、皆カルト仲間!?

 

【2日目】5月16日 14:00

この日は、正午にも維新・前原誠司の「男系男子維持」の発言を速報したあと、お次の反論部隊が登場!

もはや「産経新聞って、こんな奴しか出せないのかよ」という世界線にあるのだが、竹田恒泰+《女性皇族が「国民的スーパースター」と結婚したら…》という昭和のドリフのコントみたいな見出しが視界に入っただけで、仮にも「新聞社」がそんな原稿を堂々と掲載して大丈夫なの? とため息が出る。

超要約するとこの通り。

女性皇族が結婚して民間人になっても、公務はできる。晩餐会にも参加すればいい。自分の祖父は、皇籍離脱後も多くの団体の名誉職をつとめたんだぞ。

皇族としての「ご公務」と、民間に下っても引き継ぐ名誉職とじゃ話がまるで違うし、晩餐会にも参加すればいいって、縁者として招かれる話と、そもそも皇族がいなくなる話とは別だろう。だいたい「明治天皇の玄孫」だからって、晩餐会に呼ばれたり、「ご公務」を任されたりするわけないやろが!

旧宮家を民間人だと言うけど、民間出身だからダメなんて、皇后陛下や上皇后陛下に失礼だぞ。

結婚によって自然に夫婦の関係性が築かれる話と、むりやり養子縁組して「天皇のお子様である愛子様より、昨日まで国民だったこちらの男性のほうが大事」となるのとでは話が別!

女性皇族が、大谷翔平や羽生結弦のような高感度の高い国民的スターと結婚したら、その間に生まれた男の子を「皇位継承者にすべきではないか」「皇位継承権がないのは差別だ」となり、世論の8~9割が賛成して、皇統が断絶するぞ。

断絶しません!しかも、「世論の8~9割が賛成する」と自分で言ってしまっている。

なんで大谷……というツッコミは置いておいて、別に、お相手が従前からの国民的スターでなくても、世論のほとんどは、お子様が生まれれば、女の子でも男の子でも皇位継承されることに賛成するのだ。「女性皇族」だ「男の子」だといちいち性別をあげつらう竹田が、差別をしているだけである。(次ページに続く)

泉美木蘭さんも寄稿する『小林よしのりライジング』

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