女子中学生が自殺未遂にまで追い込まれても「逃げ」を狙った東京・大田区名門公立中学校“いじめ問題封殺事件”の酷すぎる全貌

 

「ちょとだけ」提供するというカトチャン方式

私はこの相談を受け、再度抗議をしたが、簡単にいえば「うるせーバカ」が回答であった。

調査の進捗情報についても一般に提供されるのだが、スケジュールなども被害側が催促をしてちょとだけ提供するというカトチャン方式で、何をしているのかも不明であった。

ちなみに私は複数の別の自治体の第三者委員会の委員をやっているが、他の第三者委員会が当たり前にやっていることや事前手続き上、当たり前の同意取りなどは、ひとつもされることは無かった。

だから、こういう場合はこうするんじゃないですか?ガイドラインの○○ページに書いてありますよという要望をするのだが、これがあまりに重なると、こういうメールが返ってくるのだ。

大田区ではこれでやってます。

まさにお前はこどものお年玉を奪う鬼親か!である。うちはうち、他所は他所。は家の中だけにしてもらいたい。法律があるのだから。

そしてさらに事件は起きる。

調査報告(答申)のずいぶん前に、被害保護者と校長が話す機会があった。そこで、校長は調査結果を悠々と話し始めたというのだ。

同席した大田区教育委員会の職員が、慌てて話を遮って話題を変えようとしたが、ハッキリと録音に入っていた。

つまり、調査対象であり、対応や指導に大きな問題があるとされた校長は、第三者委員会もしくは事務局など、調査の結果を知る者から詳細な情報提供を受けていたことになる。

これは完全な情報漏えいに他ならず、同席した職員が慌てたのも当然であろう。なぜなら、漏えいした側には地方公務員法における問題ともなり得るし、被害側からは第三者性中立公平性がないと解散要望が出されている第三者委員会である。少なからず漏えいした委員は解任されるのは当然だし、解散要望を裏付ける根拠となる。

これについては現在抗議のための書面を作成しているところだ。

また、調査報告書の受け渡しなどについて、本件の調査組織とも調査主体とも関係がない副校長が被害保護者に連絡をしてきたのだ。

これも厳密に言えば情報漏えいである。

この際も連絡担当の職員が「副校長が誤って連絡してしまっただけ」という理由を述べたが、本来知るはずのない立場の人間が連絡して日程の調整をしようとメールしてくることなどあってはならないことだ。

さらに問題はある。

被害保護者は現在、調査報告書を受け取ってはいるが、これは郵送で受け取ったものだ。説明しますという案内があったが、この説明とは、連絡担当の調査とは関わりがない職員が、調査報告書を読み上げるというものだった。いわゆる朗読会である。

一般にこれを説明とは言わない。なぜなら読めばわかる内容を、誰かに読んでもらったらその背景までわかるという魔法は使えないからだ。そして、これを時間の無駄という。

被害保護者は、報告書の記載に誤りがあるので、確認したいことがあるとしていた。

結局、この第三者委員会の報告書は、中間報告もなし、進捗情報も問い合わせてもちょっとだけのカトチャン方式であった。当然に誤りがあっても修正する術がない。そもそも連絡役の職員は被害当事者の名前を間違え続けていたレベルなのだ(当事者の氏名の誤りは、あまりに失礼なので、私から訂正した方が良いと連絡した)。

当然に、第三者委員会の委員のいずれかが少なくとも1人は説明すべきことであろう。

しかし、この段においても、ガイドライン(文科省のいじめの重大事態に関するガイドライン)には、そうは明記されていないという理由で、連絡役の職員と記録係で対応しますと強行したのだ。

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