アホウドリよりアホウな生物は何か?絶滅と再生が問いかける我々人類の責任

 

あたしたちが暮らしているこの地球では、毎年、2万種もの新種の生物が発見され続けている一方で、既存の生物は毎年、その倍の4万種も絶滅し続けているのです。そして、この生物絶滅の原因は、人類による森林の伐採や海の埋め立てなどによる生息地の減少、人類による環境汚染、人類による密猟、人類が持ち込んだ外来生物の影響など、そのほとんどが人類由来なのです。

そのため、まだ地球上に人類が誕生していなかった約2億年前には、絶滅する生物は「1000年間に1種」だったのです。そして、約20万~30万年前に現生人類のホモ・サピエンスが誕生してからも、人類は長いこと他の動植物と同じく「共存共栄」をしていたため、絶滅する生物は年間に1種程度でした。しかし、人類が生物界の覇者となり、1700年代にイギリスで産業革命が起こった頃から、人類に由来する生物絶滅が地球のあちこちで発生するようになりました。

この日本でも、ニホンオオカミ、エゾオオカミ、ニホンアシカ、ニホンカワウソ、オキナワオオコウモリ、リュウキュウカラスバトなど、多くの日本固有の動物が絶滅してしまいました。日本の国鳥であるトキも、日本の固有種は絶滅してしまい、現在は中国から譲り受けた中国産のトキを繁殖させているのです。

‥‥そんなわけで、世界を見渡すと、1700年代の「蒸気機関」から1800年代の「内燃機関」、つまり「ガソリンエンジン」が誕生してから生物絶滅に拍車が掛かり、1900年代へと急加速して行きました。そして、1800年代には年間に数種だった絶滅種が、今から50年前の1975年には「年間1000種」にまで膨れ上がったのです。しかし、それでも金儲けのための環境破壊と愚かな戦争を繰り返す人類によって、50年後の現在は「年間4万種」にまで拡大してしまったのです。

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