10月22日が試金石。前原代表は小沢一郎の「野党共闘」案を飲むか

arata20180907
 

枝野幸男氏との一騎打ちを制し、民進党の新代表となった前原誠司氏。国政選挙における野党共闘に否定的な姿勢を取る前原氏ですが、ここに来て共産党を含めた全野党での選挙協力で自民党に勝利することを目論む小沢一郎氏との急接近が話題となっています。果たして前原氏は小沢氏の期待に応えるつもりはあるのでしょうか。メルマガ『国家権力&メディア一刀両断』の著者・新 恭さんが読み解きます。

前原氏は小沢氏の期待に応えられるのか

前原誠司氏が民進党の新しい代表に選ばれた。心配なのは野党共闘の行方である。

自由党の小沢一郎代表がひと働きできるようなら、期待は高まる。問題は「口だけ番長」と陰口を叩かれたこともある前原氏の「ヤル気」だ。

森友、加計学園疑惑で安倍政権がぐらつき、衆院選をにらんで野党は一刻も早い安倍批判票の受け皿づくりを迫られている。たとえ「選挙互助会」と揶揄されようとも、野党がまとまって選択肢を有権者に示さなければ、自公の組織票には太刀打ちできない。

だが、民進党の代表に誰がなろうと、過去のいきさつや、理念の違いや、支持母体の意向もあって、遠心力が働きやすい各党や組織を結集する役目はいかにも荷が重い。一気にまとめあげる傑物はいないのか。

民進党代表選の前、小沢一郎氏にいくつものメディアからインタビューや出演のオファーがあったのは、単なる思いつきや気まぐれではあるまい。

自民党が結成された1955年以降ただ2回しかない非自民への政権交代劇。政界に小沢がいたからこそなしえたことだ。弱小野党をまとめて、自公に対抗できる選挙態勢をつくれるのはいまだに小沢以外いない。ベテランジャーナリストほどそう思うだろう。

小沢氏が8月26日に出演した「激論! クロスファイア」(BS朝日)の田原総一朗氏も、サンデー毎日9月3日号で4ページにわたる小沢氏へのインタビューをした倉重篤郎氏もそうだ。「終わった人」のように扱われがちの75歳の政治家をあえて登場させる理由は同じである。

田原氏の番組は「野党再編、3度目の政権奪取の野望は?」というタイトル。倉重篤郎氏のインタビューの見出しも「小沢一郎が語る政権奪還論」。まるで、小沢氏がこれからの政局の主役であるかのようではないか。

それは、いまの政治状況に1993年と似た要素を見出しているからかもしれない。

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