大学は偏差値より「どんな大学生活を送りたいか」で選ぶと後悔しない

 

◆家庭教育アドバイス・・・「三日会わざれば刮目して見よ

いい大学とは人によって様々です。けれども卒業するときに、この大学に入って良かったと思えること、卒業して何年も経った後に、あの大学を卒業して良かった、と心から思えることだと思います。

 18歳からの4年間に、どのような人に出会い、何を学び、どんな体験をするのかによって人生の方向性は違ってきます。

ブランドや偏差値だけで判断するのではなく、自分が何をしたいのか、学びたいのか、そしてその大学は自分に何を気づかせてくれるのか、力を付けてくれるのかと言った観点で選びましょう。

今年社会人になった私の教え子は、中学生当時不登校でした。勉強もできる部類ではなく、むしろ下位の生徒でした。定時制高校に進んだ彼女は、そこで共に学んだ友人と、短大進学後に出会った教員に触発され不登校時代に熱中していたアニメを描くことを本格化しました。

それと同時に、人気マンガ・アニメ・ゲームなどのキャラのコスプレを楽しむ趣味も見つけました。そしてこの春、大手のアニメーション制作会社に就職し、キラキラと輝いています。

 何と素晴らしいことでしょう。

三日会わざれば刮目して見よ」とはよく言ったものです。

短大に入り、人生の幅を広げ、趣味も見つけたのです。

大学合格だけが人生の目標ではありませんが、より豊かな人生を送るためにも、大学生活大きな転機となるはずです。このような点からも自分の通う大学をじっくり吟味しましょう。

image by: shutterstock

 

子どもを伸ばす 親力アップの家庭教育

家 庭教育のプロとして、教育相談員の経験を生かしながら、親としての接し方のコツをお伝えします。専門である教育心理学、家庭教育学をベースに家庭の中でで きる「子どもを伸ばすためのコミュニケーション術」を「親の力」に視点を置き、毎週月曜、木曜の二回に亘って配信予定です。乳幼児、小学生、中学生、高校 生、大学生など発達段階に応じた子どもへの声掛けを具体的にご紹介します。
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