とにかくランダムに
こう言うと、
「それは分かったけど、でもそんな簡単に行動を早くすることができたら苦労しない」
という意見が上がるかもしれません。
そんなときにオススメするのは、「コイン」です。
実際にドイツの医学者であるシュピッツバートは、「何かで迷ったらコインを投げて決めろ」と言っています。
たとえばあなたが「勉強するか、友達と遊ぶか」で迷ったとします。
しかし「迷っている」というのは、「価値がほとんど同じ」と思っている証拠です。
それぞれにメリット・デメリットがあり、総合的に、同じくらいだと思っているからこそ、つい色々と考えてしまい、行動できなくなってしまっているのです。
明らかに片方の方が価値が高いと思っていれば、決して迷いません。すぐにそちらの行動をするはずです。
ですので「迷っている」のなら、もうそれは「同価値」として、それ以上考えるのをやめること。
そしてその上で、コインなど、完全にランダムなものに任せて、すぐにその行動をしてしまうことです。
「オモテなら勉強、ウラなら友達」
など決めてしまい、その出た通りの行動をするわけです。
コインでなく、サイコロでも
とはいえ、わざわざサイフからコインを出して…というのは、少し面倒かもしれません。
コインの他には「サイコロ」などもアリです。
「偶数ならA、奇数ならB」
と決めて、やはり行動するわけです。
個人的には、サイコロはおもちゃ屋さんなどで1コ10円などで売っているので、それをいくつか買ってポケットに入れておくと便利です。
実際、自分のポケットには、常に3コ前後のサイコロが入っています。
振らなくても、ポケットに手を入れ、適当にある一面を自分の方に向けて出せば、ある意味、サイコロを振ったのと同じです。
その目が偶数か奇数かによって、行動を決めたりするわけですね。
その目がイヤなら…?
ここで「でも、サイコロくらいで決めるなんて…」という不安がある方もいるかもしれません。
ただ、です。
たとえばあなたが「仕事を始めたい! でもやめようかな…」と思ったときに。
「偶数なら仕事!」「奇数ならやめる!」と決めたとします。
そして、その上で、奇数が出て、
「えぇっ!? やめるの!? イヤだ、そんなの…!」
と思うのならば。
それはその「サイコロの目」に逆らうほど、強く仕事を願っている、ということになります。
これが分かるだけ、大きな進歩です。
であれば。言うまでもなく、仕事をすればいいのです。
それだけ望んでいるわけですし。
いずれにしても、サイコロの目というのは、キッカケに過ぎません。絶対的なものではないのです。
それがAと言うことになり、そして「よしっ!」と思うなら実行すればいいわけですし。
Aとなったけど、Bの方がいい…と思うのなら、すぐにBを行えばいいのです。
何にせよ、サイコロを振った直後に行動すること。
とにかく迷ったら、サイコロを振ればいいだけなのです。
時間でも、同じです
もちろんサイコロが目の前にないなら、「腕時計」や「ケータイ」でもOKです。
とにかく今の時刻を見て、今の「分」や「秒」の1ケタ目を見ること。
たとえば4時35分なら「5」ですし、4時35分32秒なら「2」です。
その数字が偶数か奇数かによって決めてもいいでしょう。
よりランダムなものを求めたいなら、もちろん「秒」ですが、ただ秒だと見た瞬間に変わることもあり、そうなると混乱してしまうかもしれません。であれば、「分」にするのが無難ではないでしょうか。
もちろん、
「彼女がスカートで来たら告白する!」とか、
「友達が黒い服を着ていたら、○○をする!」など、何でも構いません。
どんな内容でもいいので、迷ったら小さなギャンブルをして、すぐに行動することが大事なのです。
どうか覚えておいてくださいね。