全米シェア53%。高笑いのネットフリックスにライバル社が反撃開始

2016.06.10
by erihiro(まぐまぐ編集部)
 

Netflixに続いて、オリジナル作品に力を入れるアマゾン、YouTube、Hulu

これに対して、同業他社もこれに負けじと本気モードを入れてきました。

Market Realistによると、最近YouTubeはNetflixのような広告なしの動画コンテンツの購読者への提供にシフトしてきたようです。

2015年暮れに、アメリカではすでに有料サービス「YouTube Red」($9.99ドル〜)を開始。

現在、無料版で表示される広告をオフにできるほか、事前にコンテンツをダウンロードしておけば、オフラインでもコンテンツを再生できるそうです。

カナダ人歌手で人気ユーチューバーの Lilly Singhのドキュメンタリー動画「A Trip to Unicorn Island」を有料で配信するなど有料動画にも力を入れています。

また同社は、年内に15〜20本のオリジナル作品の制作も発表しています。

アマゾンも、「プライム・ビデオ・サービス」を普及するためにオリジナルコンテンツの製作に力を入れ始めました。

こちらは、ゴールデングローブ賞を受賞した「トランスペアレント」や、「高い城の男」などのオリジナルコンテンンツを製作。

こちらも好評を得ているようです。

アマゾンの「トランスペアレント」

「トランスジェンダーの親」をテーマにした異色のドラマが話題。

Huluの「11.22.63」

スティーブン・キングの原作をもとに制作されたサイエンス系サスペンスドラマは、ケネディ大統領の暗殺を題材にしたタイムトラベラーの物語。

オリジナルコンテンツの制作に本腰を入れ、反撃を開始したアマゾン、YouTube、Hulu。

しかし、ビッグデータを最大限に活用して、オリジナルヒット作品を生み続けてきた一人勝ちのNetflixに太刀打ちできるのでしょうか。

今後どんなオリジナルコンテンツの熾烈な競争が繰り広げられるのか、目が離せません。

Image by: Kaspars Grinvalds / Shutterstock.com

Source by: The Hollywood Reporter, Strategy Analytics , Market Realist

文/MAG2 NEWS編集部

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