日本とアジアの人気に温度差があるワケ
日本では人気は近年落ち着いているにも関わらず、なぜアジアでは今でも人気なのでしょうか。
ハローキティが日本で生まれたのは1974年。
これまでに作られたグッズの数は、実に50,000個にものぼります。
最初のターゲットは子ども (特に女の子) だったと思われますが、世界の歌姫マライア・キャリーなどの海外セレブがファンとして名乗りを上げると、日本の女子高生の間でも人気が広がりました。
ただ、日本人にとっては、小さい頃から慣れ親しんだキャラクターであり、決して目新しいものではないのです。
なのでその人気が一過性のものだったとしても、特に違和感はありません。
一方、中国や香港におけるハローキティの本格的なプロモーションは、日本政府観光局によって2008年頃始まりました。
中国や香港、台湾では、ハローキティは、最近の新しいキャラクターであり、いまだに「今どきのもの」という感覚なのでしょうか。
そのため、そこに懐かしさや子どもを対象としたキャラクターという概念は存在しないのかもしれません。
以前に台湾から友人が訪ねてきた時に、「トトロをモチーフにしたカフェに行きたい」と言われて足を運びましたが、ものの見事に外国からのお客さんばかりで驚きました。
日本生まれのキャラクターは、親しみやすくてその可愛さは世界共通。
アジアでのキティブームは、まだまだ続きそうですね。
Source by: MailOnline , BuzzFeed
Image by: MailOnline ,
文/貞賀 三奈美
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