元Amazon勤務のMBAが伝授「中小はスモールデータ分析を使え」

 

どうやって顧客が買いたいものを知るのか?

進撃の巨人の最新刊を買いたい人は、どんな人だろうか?

まず考えられるのは、これまで、1~21巻を買った人である。

22巻を心待ちにしているひとだ。

しかし、これまで私は、アマゾンで進撃の巨人を買ったことはない。

では、なぜわかるのか?

アマゾンのようなネット通販では、顧客が、いつ何を買ったのかが細かくわかる。

そのデータから、これまで Aという本を買った人が、Bという本を買う確率が高い、という具合に推測することができる。

私の場合、ジョジョの奇妙な冒険や、デスノートをよく買っている。

アマゾンは、この2種のマンガを買っている人が、進撃の巨人を買う確率が高い、と推測しているのであろう。

私のこれまでの購買の傾向から、「この人は、進撃の巨人が好きそうだ」と、私の買い物の傾向を推測しトップページにレコメンデーションとして出しているのだ。

このように、

  • 似たようなマンガを買った人にすすめる
  • 進撃のアニメを買った・借りた人にすすめる

など、より購入に近そうな人にすすめるとさらに購入の確率が高くなるであろう。

こういった考え方を、CRM(=Customer Relationshio Management 顧客関係性のマネジメント)という。

アマゾンのレコメンデーションの基本は、この手法を活用して送られている。

print
いま読まれてます

  • 元Amazon勤務のMBAが伝授「中小はスモールデータ分析を使え」
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け