国際社会に逆行する金融緩和。欧米の安倍追い落としが始まった

 

日本のリフレ派はおかしい

世界経済がつながっているという感覚が、安倍首相を支持するリフレ派の経済評論家や学者は持っていないようである。日銀の担当者もおかしいと思うが、黒田総裁から言われて行っているとは思う。

そして、それらの人は、日本だけが金融緩和を維持するので、日本だけが円安になり株高になると思っている。景気も良くなるとみている。それが甘いのである。

世界は一体化しているので、金融緩和も緩和縮小も一緒にしないといけないのである。世界が一体でバブル崩壊を防止することが必要であり、世界経済が不景気になれば、すべての国が不景気になるのだ。鎖国でもしないと一国経済主義というのはないし、日本のように景気の良し悪しを外需に依存している国は、特にそうである。

安倍首相の追い落としのために、前川前文科省事務次官が出てきたとみている。普通、政府要員が政府を非難することはないが、誰かが説得したのでしょうね。

どちらにしても、先進諸国の中央銀行と歩調を合わせていくことが重要であり、それを拒否したことで、その政権を打倒する必要が、欧米に出てきたことになる。

中国は元ドルのレートを維持するとしたことで、トランプ大統領は自由民権運動家の劉暁波を殺したのに習近平を褒めている。

証券会社の見方は円安株高であるが、それを相殺する指標なり政策で米国は打ち消してくると見た方が良い。

どう打ち消してくるのかが見物である。

さあ、どうなりますか?

image by:Shutterstock

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