壮絶な証拠画像。最近の学校に蔓延する「SNSいじめ」の実態

 

私が指揮した残された可能性から情報を取り出すための調査対策

実際の調査では、被害生徒が所属していた部活でいじめを主導的に行っていたA子とその友人であるB子、このツイートが行われる直前に被害生徒にトラブルを仕掛けて来たC子についての情報蒐集が行われている。

学校においては、大問題に発展し、緊急の保護者会や理事会まで行われる事態となっている問題の背後で、A子とB子は最寄駅のスターバックスで、勉強会を名目に、この件について話し合っていた。簡単に言えば、「問題が大きくなってしまったのはまずい」「部活が活動休止にならないように先輩や後輩にも協力を得た」「親も理事会に入っている親も味方だから大丈夫」「私たちが黙っていれば、誰も知らないから大丈夫」という話し合いをしていた。

また、B子が自宅で使うインターネットユーザネームなどは、この正体不明アカウントのユーザネームと一致していることが、各種検索で判明したが、B子はこの指摘が我々から学校側になされた数日後に、5つあるTwitterアカウントの全てを非開示にして1つのアカウントを削除している。

一方、C子は思慮が浅い子であるため、調査によるプレッシャーをかけるなど、敢えて最も疑われている人物として取り扱う対策を取ったところ、自分は犯人ではないと被害生徒にこの一連のツイッターあるあるによる被害のバックヤードで行われていた、ABC子三者のLINE情報を提供するに至った。

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このLINE提供には、自分がやったのではないければど、A子とB子が共同してやったのだという意味が示唆されていた。C子は被害生徒が容姿が優れ成績が良く、友人が多くて男子生徒からもモテるということを、そもそも快く思っておらず、いつか懲らしめてやろうと妬んでいたのだという。だからこそ、被害生徒を一方的に攻撃するA子やB子と友人関係になり、このツイッター事件のきっかけを作った

いわゆる加害関与者であり、加害グループでは実行こそせずとも、その様子を間近で知る人物である。

こうした情報は書面化され、資料化されて、学校に常設されているという事実上非活動のいじめ防止対策委員会に提出された。

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