なぜ人は500円分のコロッケに1000円もの金を支払うのか?

 

捨てられない「金券」を作れ!

集客の手段としてよく用いられる、割引券や優待券などの金券」。チラシの隅に印刷したり、会計後に手渡ししたりしますが、その多くの場合で「安っぽさ」が目立ちます。極薄の紙に印刷したり、1色の粗い印刷で済ませていることがよくあります。

経費を掛けたくないのはわかりますが、「安っぽい金券」は、その効果が半減どころではありません。たとえ100円の価値がある金券であっても、ただの紙切れに思えてしまうのです。紙切れはすぐに捨てられます。もし、財布に入れられたとしても、しばらく忘れていれば、やはりゴミ箱行きです。

「金券」は、価値を感じさせなければならないのです。そのためには、「価値があるような見ためが大切です。紙幣や株券のような、高級感・重厚感のあるデザインが望ましいのです。「いかにも金券」が必要なのです。

これを手にした人は、捨てられなくなります。捨てることは、お金を捨てることと同じように感じるものです。すなわち、使われる可能性が高くなるのです。使われてこその「金券」。大きな集客効果が期待できます。

「金券」を手にした人が、「ラッキー!」「嬉しい!」「有り難い!」と、思ってくれるようなデザインにしなければなりません。

image by: Shutterstock.com

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なぜ、人はモノを買いたくなるのか。欲しいという感情は、どこから生まれるのか。消費行動における人の心理を知れば、売れるモノが見えてくる。売り方がわかる。小手先のテクニックなど、いらない。人を研究すれば、やるべきことはすべてわかる。

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【著者】 佐藤きよあき(繁盛戦略コンサルタント) 【発行周期】 週刊

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