AIスピーカーの今後
この AIスピーカー、日常生活において、今後はどのようなポジションになっていくのでしょうか?
私は、10年前のスマホのように、インフラに近いような形で日常生活に浸透していくと考えています。
やはり、話しかけるだけで操作ができる、という利便性はかなりのインパクトで、朝起きて、着替えながら天気やニュースを確認、音楽を流し、リラックスもできる、というのはとても大きな変化だと言えます。
さらに、スマホやPCからテレビモニターに、YouTubeやAbema TVの動画や映画を、キャストして映し出せる機能と合わせると、家の中での生活が違う次元に行く、と感じます。
しかし、一朝一夕でこのような変化が起きるわけではなく、まだ道のりは長い、とも感じています。
今、百花繚乱に各社がAIスピーカーを出していますが、そのうち競争が激しくなります。
そうなると、やはりコンテンツ、ソフトウエアが充実していること、AIスピーカーだけではなく、周辺機器の充実度が合わさって初めて顧客に選ばれることになるでしょう。
ここでもハード面の属性の勝負をしていては、最後に価格競争になり、体力のない企業は負けていく、という構図は変わりません。
今後、AIスピーカーとユーザーの会話が一方通行で連続の会話が成り立たないことを、どう改善していけるのか、学習機能もまだまだなので、いかにユーザーの希望に近い結果を出せるのか、このようなコンテンツの充実に勝てる企業が競争に勝つ、ということになりそうです。
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