親だって新一年生。子どもと上手に「小一の壁」を乗り越える方法

 

家庭教育アドバイス・・・子どもも親も小1になったばかりのストレスは想像以上

保育園時代は重い荷物はほとんどありませんし、子どもだけで歩道を歩くこともありません。

先生も優しく、クラスメイトも20人余りでゆったりとした空間でゆったりとした時間を送っていました。

しかし、小学生になると重いランドセルを背負い、毎日学校まで歩き、体力が消耗します。

その上、1クラス30人以上になり、椅子に座って勉強しなければなりません。

子どもにとっては非常に大きな環境の変化です。

保護者にとっても同様です。

子どもの持ち物や学校行事についての準備や確認、そして宿題の確認も毎日欠かせません。

音読はキッチンにいながら背中で聞く、と言うことがしょっちゅうかもしれません。

学校からの連絡はプリントが主ですが、そのプリントは大抵ランドセルの底に蛇腹状になって入っていることが多く、見つけにくいものです。はじめのうちは、保護者がしっかりとプリント類をファイルに整理しましょう。

行事のお知らせや持ち物の予告は毎日見るカレンダーに書いておくことをお勧めします。

夜は何かと忙しいでしょうが、子どもの話を聞く時間を持ちましょう

食事をしながら、お風呂に一緒に入りながら、などほんのひと時でも構いません。

「今日は何を習った?」「何をした?」など、YES/NOで答えられない質問をすることで、会話が弾みます。親はお説教せずに、アドバイスもせずにとにかく聴くことに徹しましょう。

子どもは嬉しいこともそうでないことも、思う存分思いを吐き出すことでストレスが減ります

また、リラックスしながら会話をしているうちに、思わぬ情報が出てくることもあります。

例えば、明日、お弁当が必要だ・・・などです。

そんな時は、慌てて準備することになりますが、忘れるよりはましですから叱らないようにしましょう。

子どもの様子が何かおかしかったらすぐに担任に相談をしましょう。

親としてのストレスも大きいですが、子どもの成長を楽しみに、準備を整えて乗り切りましょう。

image by: Shutterstock

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家庭教育のプロとして、教育相談員の経験を生かしながら、親としての接し方のコツをお伝えします。子どもは、親のサポートの仕方でずいぶん変わります。子どもの能力を最大限に引き出せるよう、まずは親力をアップさせましょう。専門である教育心理学、家庭教育学をベースに家庭の中でできる「子どもを伸ばすためのコミュニケーション術」を「親の力」に視点を置き配信予定です。乳幼児、小学生、中学生、高校生、大学生など発達段階に応じた子どもへの声掛けを具体的にご紹介します。

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