人付き合いの苦手な親が「子どもの友達作り」をサポートする方法

 

2.課題を与える ~クイズ編~

ワークショップ開催が難しい時は、休み時間や放課後にクラスメートと一緒に取り組める課題を持たせる方法があります。

簡単なのはクイズ。子どもに問題を書いたメモを持たせて、学校で友達と考えてみてごらん、と。普通のクイズでも良いですし、学校で習っていることに絡めた内容にしてもいいでしょう。私が子どもに出題したことがあるのは、

北緯南緯・東経西経を習った子に

地球上のある地点から、南に10メートル、次に東に10メートル、最後に北に10メートル進んだら、元の出発点に戻ってしまった。どうしてそんなことになるのでしょうか?

円周の計算を習った時期の子に

地球の赤道の長さは4万キロ。では、赤道上に高さ1メートルの杭をずらーっと並べて立てて(海の上も立てられると考えて)、その杭のてっぺんをロープで結んで地球を1周させた時、そのロープの長さは?

電卓が使えるなら
「1÷9」「2÷9」「3÷9」をやってごらん。「11÷99」「22÷99」「33÷99」は? じゃあ「111÷999」はどうなると思う? 答えが0.123123123……になるのは、どんな割り算だ?

どんな学年でも

  • 「こう」と読む漢字を、できるだけたくさん出せ!
  • 漢字2文字の熟語で、2つの文字の画数が同じものをできるだけたくさん出せ!

これらの問題は、ちょっと大きい子向けかも知れません。お子さんの教科書やノートをめくってみて、適当なネタが考え付くようであれば、それを出題してあげてくださいね。

良い問題が思いつかなければ、市販の本やネットで子ども向けのなぞなぞを探す、でもまったく問題ありません。「なんとか学校の勉強がらみで気の利いた問題を作らなきゃ」と苦労する必要はありませんので、気楽に出題してあげましょうね。

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