それではその“「一緒に肩を並べて、他の対象に向き合う」ような状況”の具体的な作り方を、いくつかご紹介しますね。
1.ワークショップを開催する
ワークショップというと大げさですが、友達を一緒の作業に誘う方法です。小学生であれば、「こんどの日曜日、うちで一緒に○○しましょ」というお誘いをするようなイメージですね。
内容は、なんでもOK。自分が付き合ってあげられるものの中から、子どもとお友達が興味を持ちそうなものを見つけてあげれば大丈夫です。私がやったことがあるもの・我が家の子どもたちが誘ってもらったことがあるものから例を挙げると、こんな具合です。
- 料理(一緒にサンドイッチを作ってお昼に食べる、みんなでクッキーを作る、ベーグルを作ってみよう)
- 制作もの(折り紙、編み物、刺繍、アイロンビーズなど)
- 遊び(人生ゲームなどのボードゲーム、お絵描きしりとりなど)
- 勉強(一緒に計算ドリルを片付けちゃおう)
友達を誘う時に、子ども自身が「学校で声をかけて、お誘いの内容を説明して、相手の都合を確認して…」との段取りを進めることはかなり難しいです。なので、親子で一緒に考えながらお誘いレターを書きましょう。このレター書きだけで、半日はつぶせる楽しい共同作業になります(笑)。
同じ内容で5通くらい作って、「こんどうちで、みんなで○○しようと思うんだけど、良かったら来て。詳しいことはこのお手紙を見て、おうちの人と相談してみてね」と渡せばOKです。