会話の主語が「大きなくくり」になればなるほど信頼を失う理由

 

「おじさん世代」という主語だって同様です。その世代が、どこを指すのかはわかりませんが、一般的におじさんと呼ばれる人の中にだって、いろんな人がいます。感性がとても若い世代の方もいますし、おじさんだからこその意見を言える人だっています。

そういう部分を見ずに、「おじさん世代」と一括りにすると、本当に見なければいけない部分、聞かなければいけない部分を見逃してしまう恐れだってあります。下手をすると、とても真っ当なことを言っているのに、素直さがなくなって、ちゃんと意見を聞き入れられなくなります。

だから、普段から主語の大きい言葉ばかりを使って個を見なくなると危険なのです。

本来、日常で相手にするのは、個です。店長なら、自店のスタッフという個。経営者なら、自社の従業員という個。従業員なら、先輩や上司という個。

そういった一人ずつを、正しく見て判断しないと、主語がだんだんと大きくなり出し、素直さは失われ、決めつけで物事を判断してしまいます。そうなりだしたら、周囲からは、「頭の堅い人」と呼ばれ、信頼も無くしていくことになるでしょう。

そうならないためにも、自分が使っている主語が、誰を指しているものなのかは、チェックしたいですね。

今日の質問です。

  • 最近、大きな主語を使ったことはありますか?
  • その主語は、誰のことを指していますか?

image by: Shutterstock.com

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【著者】 坂本りゅういち 【発行周期】 日刊

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