「おじさん世代」という主語だって同様です。その世代が、どこを指すのかはわかりませんが、一般的におじさんと呼ばれる人の中にだって、いろんな人がいます。感性がとても若い世代の方もいますし、おじさんだからこその意見を言える人だっています。
そういう部分を見ずに、「おじさん世代」と一括りにすると、本当に見なければいけない部分、聞かなければいけない部分を見逃してしまう恐れだってあります。下手をすると、とても真っ当なことを言っているのに、素直さがなくなって、ちゃんと意見を聞き入れられなくなります。
だから、普段から主語の大きい言葉ばかりを使って、個を見なくなると、危険なのです。
本来、日常で相手にするのは、個です。店長なら、自店のスタッフという個。経営者なら、自社の従業員という個。従業員なら、先輩や上司という個。
そういった一人ずつを、正しく見て判断しないと、主語がだんだんと大きくなり出し、素直さは失われ、決めつけで物事を判断してしまいます。そうなりだしたら、周囲からは、「頭の堅い人」と呼ばれ、信頼も無くしていくことになるでしょう。
そうならないためにも、自分が使っている主語が、誰を指しているものなのかは、チェックしたいですね。
今日の質問です。
- 最近、大きな主語を使ったことはありますか?
- その主語は、誰のことを指していますか?
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