カリスマ稲盛和夫も尊敬する「二宮尊徳」はどんな人だったのか?

 

他人を騙そうとして働いたり、なるべくサボりながら高い給料をもらいたい、などと考えていたら、もちろん人格を磨くことはできないと思います。貨幣経済においては、そもそも仕事とは労働をしその対価として誰かがお金を払ってくれるものです。お金を払う、というのは誰かの役に立っている、ということです。役に立たなければお金を払ってはくれません。その誰かの役に立つ行為を真剣に誠実にやり抜いていく行為は、人格を高めることにつながるものだと思います。

私は弁護士ですが、ただお金のために働き、なるべく楽をしようとしていたら、生活は堕落し、劣悪な人格者になりそうです。しかし、困っている人の権利を守り、困っている人を助けることに全力を傾け続けるならば、人格が磨かれていくものだと思います。

仕事を通し、人生の修行をすることについて、もう少し考えてみたいと思います。

「俺は、依頼に対して、全力を尽くして遂行する…そして、その結果に生じるすべての責任を追うのも、俺のルールだ…」(ゴルゴ13)

今回は、ここまでです。

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【著者】 谷原誠 【発行周期】 不定期

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