なぜ周囲にウソつきが2人以上いる人は、その人自身がヤバいのか

 

ウソって一回こっきりしか通用しないワザでして、そして一度でも使ったら同じ相手はおろか、その人が所属する全てのコミュニティーで、あなたはウソつきというレッテルを貼られて信用資産がゼロになるんです。ところがウソつきって、この有効な一回だけという機会に魅力を感じるんです。

  • この苦しい状況を逃れられるのなら…
  • もしこのウソがバレなかったらラクできるし…
  • 汗をかいて努力するのは面倒だから…

という理由で、軽く考えてウソ、でまかせを言ってしまうんです。そしてこれが、最初の一回はサクッとワザが決まるんですよ。つまり、そのウソによってオトクな状態を手に入れられるんです。これは快感ですよ。譬えて言えば原価ゼロで作ったモノが、100万円で売れたようなものですから。この味はなかなか忘れられません。これが通用するのなら何度でも使いたくなってしまうわけです。

ところがウソをつかれた方は、次からはその人を信用しませんから、同じ人間には全く通用しません。そうなるとそれが通用する新しい人間関係が必要になるんですね。

みなさんの周りにウソつきがいたら、その人がその後どうなったのかを思い出して欲しいんですが、ウソがバレたらそのコミュニティーにはいられませんよね。つまりそこから離れて、新たな場所、それはつまり自分がウソつきだとバレていない場所に移動することになるんです。つまりその人は今や、あなたの視界から消えているはずなんです。

ところが今の時代って個人がSNSなどで密接に繋がっているでしょ。そうなると、こういう情報もあっという間にシェアされちゃうんですよ。そうすると、新しい場所に潜り込めたと思ったのに、実はとっくにそこで自分の悪い噂が流れていて、このワザ(ウソ)が通用しなかったということになるんです。ウソつきにとっては受難の時代になりましたね。

逆に言えば、かつてよりも今の方がウソがペイしなくなっているということなんですね。だからあなたの会社や周りの人にウソつきが複数いるという状態は非常にヤバいことなんですよ。会社にそんな人が複数いるのなら、今すぐに転職を考えた方が良いですよ。そんな会社は社会に抹殺される時代なんですから。

だから正直というのが最もラクで最も賢い戦術になるんですよ。高校生の頃にやった、『試験にでる英単語─実証データで重大箇所ズバリ公開』の中にも、

Honesty pays in the long run.

という例文があって(今でもあるのかな?)、こういう格言に真実味を感じる生き方が出来て良かったと思うわけですよ。

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