忘れられるどころか広がり続ける、NY発「3.11大震災への想い」

 

(2)防災・減災のために

一般人によるボランティアでの追悼、チャリティイベントの他にニューヨークでは専門家主導の教育イベントも開催されている。

2017年に始まった「Earth Manual Project: Disaster Preparedness & Constructed Environments」である。これはもともと防災・減災を世界に広めるために日本で設立された「アース・マニュアル・プロジェクト」を、国際交流基金(外務省管轄の政府団体)協力のもとニューヨークの有名美術大学パーソンズが主催したもので、「アース・マニュアル・プロジェクト」の設立者であり、防災関連の非営利団体プラス・アーツ理事長を務める永田宏和さんら専門家をニューヨークに招待し実現した。

ご参考:
イベントのプレスリリース
アース・マニュアル・プロジェクト
プラス・アーツ

学術系イベントなのでパーソンズの学生しか参加できない講義もあるが、昨年は一般人も無料で入れるギャラリーでの展覧会も開催するなど広がりを見せている。以下は、その一部。

ご参考:Earth Manual Project: Disaster Preparedness & the Constructed Environment

16分15秒あたりから「アース・マニュアル・プロジェクト」の創設者である永田宏和さんが登壇。同時通訳が入っているので、災害に関する話をする際の通訳の仕方も参考になる。 以下は同じく2017年の講演会の様子。

ご参考:講演会 国際交流基金は、「アース・マニュアル・プロジェクト」を長く支援しているため、過去の活動などを一覧にしてくれている。
ご参考:Disaster Preparedness x Creative Design

(3)世界に広める意味

「アース・マニュアル・プロジェクト」の公式サイトによると、これまでにない発想でつくられた世界各地の防災活動を集め、未来に活かすプロジェクトとのことで、災害大国日本だからこそできる防災を広めていくのが目的とのこと。

上述のYouTube動画で永田宏和さんが阪神・淡路大震災後に聞き取りした「あったら良かったもの」や、「学生と考えた防災グッズの話」などを聞いていて感じたのは、被災して必要とするものは国や地域、人種や文化の違いで変わってくるということだ。

だから、日本の防災や減災のノウハウをそのまま海外に持っていっても、適合しないかもしれない。だから、「これまでにない発想でつくられた世界各地の防災活動を集め、未来に活かすプロジェクトとのことで、災害大国日本だからこそできる防災を広めていくのが目的」なのだろう。

「アース・マニュアル・プロジェクト」の公式サイトには役立つ情報がいろいろ掲載されているのでオススメ。

image by: tuaindeed, shutterstock.com

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ニューヨークの大学卒業後、現地で就職、独立。マーケティング会社ファウンダー。ニューヨーク在住。読んでハッピーになれるポジティブな情報や、その他ブログで書けないとっておきの情報満載のメルマガは読み応え抜群。

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