また、ある修道女たちの日記をもとにした調査研究では、笑顔であること、ポジティブであることが寿命に関係していることが分かりました。修道院の修道女たちは毎日同じものを食べ、同じ環境で過ごしているにも拘らず、寿命が長い人と短い人がいる。それはなぜだろうと、彼女たちの日記を解析してみたところ、辛い、不安、困難といったネガティブな言葉の多いグループの人は80歳になった時に約3割しか生存しておらず、楽しい、嬉しい、感謝といった言葉が多いグループの人は約9割が生存していたのです。
日本には「笑う門には福来る」という諺があり、フランスの哲学者・アランも
幸福だから笑うわけではない。むしろ、笑うから幸福なのだと言いたい。
との名言を残していますが、まさに近年の笑顔に関する研究は、その言葉を裏づけているといえるでしょう。
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