こんな研修は嫌だ。講師と主催者が噛み合わず、参加者も居眠り

 

研修後のフォロー

そして、研修を役に立てるには、その後のことも必要になります。研修というものは、なにがしかの技術を身につけさせたり考え方の訓練をしたりするものです。そのためには、受けた研修内容を何らかの形で行動に移す必要があります。しかも、多くの場合、研修講師はその後のフォローをしてくれるわけではありません。行動するかどうかは、受講者側の責任です。

では、どんな行動をしたらいいでしょう。まずは、参加者が研修から何を学んだか、全員で話し合ってみることです。そして、その後それぞれのレポートを出してもらいます。そのレポートには、学んだことを自分の仕事にどうやって活かすかというポイントを入れてもらうと良いです。

また、実行項目や実行期日も報告してもらいます。その実行期日が来たら、その成果を責任者と話し合うと良いでしょう。そうすれば、研修を行った価値があるというものです。

もしかしたら、いやいや参加したメンバーも意識が変わるかもしれません。ですから、あの勉強会のメンバーには、レポートだけでも書いて欲しいと思っています。

いかがでしょうか。このように、研修は行うだけではいけません。主催者の意識やその後のフォローが大切なのです。あなたも、そのことを肝に銘じて、社員の皆さんの研修を行っていきましょう。

■今日のツボ■

  • 研修が成果を出すには、主催者の意識や姿勢が大切である
  • 研修を役立てるには、その後のフォローが重要である
  • 学んだことを全員で話し合い、レポートを出してもらうと良い

image by: Shutterstock.com

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ワン・トゥー・ワンコンサルティング代表。スポーツ用品業界での経験と知識を生かし、業界に特化したコンサルティング活動を続ける。
スポーツ用品業界在籍33年の経営コンサルタントが、スポーツショップの業績向上法について熱く語ります。スポーツショップのために書かれた、日本初のメルマガです。ここには、あなたのお店がかかえている問題を解決するヒントがいっぱいです。

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【著者】 梅本泰則 【発行周期】 週刊

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