「これをしよう」と決めたことを続けられない人は何が原因か?

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私生活ではダイエットやジョギング、ビジネスではニュースレターの発行やブログの更新など、滞っていたり続かなかったこと、ありませんか?そもそも「決めたことを継続することができない」という現象は、なぜ起こるのでしょう。今回の無料メルマガ『ビジネス真実践』では、著者で人気コンサルタントの中久保浩平さんがその理由を解説するとともに、逆に継続していてもダラダラとこなすだけのものには一切価値はないとしています。

ダラダラ継続、こなすだけのものに価値はない

何事でも「継続する」ということは簡単なようで難しいものですよね。例えば、

  • 毎朝必ずジョギングすると決めても三日坊主
  • 今日からダイエットと決めたのにも関わらずその日のうちにスイーツ三昧
  • 「明日から、明日から。」と誘惑に負けちゃう

なんて経験したことのある人もいるのではないでしょうか?また、会社で「毎朝みんなで自分のデスクを拭き掃除しましょう」とかって決めても続かなかったり、「顧客向けのニュースレターを必ず毎月発行しよう」と決めても半年ももたなかったり、あるいは、ブログを毎日更新しよう、と決めても三日坊主。

では、自分あるいはみんなで決めたことがなぜ続かないのでしょうか?それは、続けることの意義をちゃんと理解していないからです。習慣化できるほど継続するようにするためには、活動を続けることの意義を明確に理解しないとダメなのです。腹に落とし込んでおかないとダメです。たとえば、

  • 歯磨きを毎日することで虫歯や歯周病を予防できる
  • 毎日お風呂に入ることで清潔感を保つことができる

など。続けることに対しての意義を感じることができていないから続かないのです。逆に云うと、意義を明確にし理解することで続けることに対する責任感や価値などを感じることが出来るので、続けることができます。

では実際「続ける」にはどういう風に意義を見出し理解していけばいいのか?っていうと、どのような会社やお店でも、「毎日これだけはやっている」と、歯磨きやお風呂のように既に習慣化されていることがたくさんあるはずです。

たとえば、お客様から代金を頂けば「ありがとうございました」って言います。お客様がいらしたら「いらっしゃいませ」って言います。出勤すれば「おはようございます」って言います。こうした当たり前のことに対して「なぜそうするのか?ってことをちょっと考えてみるのです。

あいさつやお礼などは、マナーでもあるので当たり前のことですが、では、なぜ当たり前なのか?ってことを考えてみるのです。

「自分があいさつやお礼もまともに出来ない人間と思われたら…」

そんな人は周りから信用を得られるはずもないですよね、ってことを感じとるのです。だからといって、当たり前のことを機械的にこなしているだけでは意味がありません。注意しておかなければならないのは、当たり前のことを機械的にこなすだけでは意味の無い継続となり継続する価値が無くなることもある、ということです。

どういうことかというと、たとえば、お客様から御代を頂くとき、「感謝を込めてありがとうございます」というものがその店では当たり前だったとします。ですが、店内が忙しくなってくると、言葉だけの機会じみた「アリガトウゴザイマス」というような声になっている。「いやっ、感謝の気持ちは込めましたよ」って本人がいくらいってもお客様がそう聴こえたらそれは気持ちがこもっていないのと同じであるということです。

つまり、当たり前のことができていないという事になります。これは「感謝を込めてありがとうございます」という意義を理解しておらず、接客という仕事に対する責任感が無い、接客という仕事の価値を分かっていないと判断されるのです。

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