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米大統領選挙

トランプ大統領の暴露本が出て、今年3月に著名な記者ボブ・ウッドワード氏とのインタビューで、新型コロナウイルスの脅威を当初から認識しつつ「軽く見せたかった」と語ったという。

この発言から批判が殺到したが、トランプ氏は防戦に躍起で、「大騒ぎしてみんなを恐怖に陥れるわけにはいかない」と述べている。

先日も第1次大戦で死亡した米軍人を「馬鹿者」としたことなど、この頃、トランプ大統領が不利になる暴露が多発している。その上に軍人たちの非難に、ペンタゴンの住人は、戦争をしたがっていると発言。軍人票の多くを失いかねないことになっている。

そして、追加経済対策5,000億ドルの予算が米上院で否決された。特別給付が無くなり、失業者は失業手当だけの支給になるので、手取りが大幅に落ちる。今まで投資していた株を売り、生活費をねん出する必要にもなる。このため、株価が落ち景気は悪くなる。それ自体がトランプ大統領には不利だ。

その上、トランプ大統領は8月に過去最高2億1,000万ドルの献金を集めたものの、大統領選史上最高をたたき出したバイデン陣営の8月分(3億6,450万ドル)の6割程度しかない。最終局面のCM費用がバイデン候補に負ける事態になっている。

ということで、トランプ氏を落とそうと、民主党、共和党保守本流と軍産学複合体が束になって、トランプ氏に襲い掛かっているような感じになってきた。

しかし、トランプ氏には、熱烈なトランプ支持者がいる。それと隠れトランプ支持者がいるので、勝敗を予測できない事態になっている。世論調査でも4ポイント差までトランプ氏が追い上げている。

さあ、どうなりますか?

image by: Frederic Legrand – COMEO / Shutterstock.com

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