この「よく噛む」というのは、睡眠にも深い関係がありまして、副交感神経が優位になると、眠りにつきやすくなりますし、逆に、あまり噛まずに飲み込むと、胃腸での消化に負担がかかってしまい、眠りが浅くなります。
噛むのは、食べ物を細かく砕くだけでなく、消化に役立つ唾液も出しますので、柔らかい食べ物だから噛まなくても大丈夫…なんて思っていても、唾液が少ないと胃腸への負担が大きくなってしまいます。胃腸の負担が大きくなると、脳への血流が減るので睡眠の質が下がります。
改めて言うまでもない話ですが、良き睡眠が取れれば、日中の生活レベルがあがり、あまり寝られずに、眠気をこらえて日中を過ごすことになると、生活レベルは下がります。良き睡眠を取るための方法は、いろいろありますが「よく噛む」ということも、その一つになります。
これをお読みのあなたは、食事の時によく噛んで食べていますか?柔らかいものばかり食べていたり、あまり噛まずに飲み込んだりしていませんか?
もし目覚めが悪かったり、日中に眠気がひどかったりしてそういえば食事の時にあまり噛んでいないな…と思い当たるようでしたら、次の食事からでも「よく噛む」を実践してみてください。
よく噛んで、よく寝て、よき一日となりますように。
★まず私からあなたにこの言葉をお届けします
「今朝はよく眠れましたか?」
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