ただ、選挙不正の証人に立った人たちが襲われたり殺されたりしている現実を思うと、あまり無責任に喜んでいるのも不謹慎だとは思うのですが、それでも、ついつい興味本位で野次馬を決め込んでしまうダメな私でございます。
今回、私も含めて、米国籍を持っていない世界中の人たちが、なぜここまでアメリカ大統領選の行方に興味を示しているのかと言えば、その理由は大きく分けて3つあります。
(1)これまでアメリカを支配してきた陰の政府の衰退
(2)中国共産党による世界制覇の挫折
(3)米国や日本などの主流マスメディアに対する不信
そして、上記の3点が露わになった背景には、インターネットを中心とする情報革命が一般化した現状というものがあります。
スマホが一台あれば、誰もが地球の裏側でのちっぽけな「ささやき」や一枚の写真を見ることができるわけです。
これは、確かに一方で「妄想」や「陰謀論」を拡散拡大するかもしれませんが、そうした個々の些事を超えて、基本的かつ巨大な社会の「趨勢」に人々が気づくことを可能にしているのです。
そもそも、4年前にトランプ氏が大統領に選ばれた時点で、ロックフェラーを中心とする国際金融資本がメディアや官僚組織に張り巡らしてきた強力なネットワークに綻びが生じました。
その後の4年間、彼らはいわゆる「ロシア疑惑」などを攻撃材料として、トランプ大統領の追い落としに狂奔しましたが、そうした試みはことごとく失敗しました。
もう彼らに昔日の力は残っていないのかもしれません。
時あたかも2017年、グループの総帥デイビッド・ロックフェラー氏が102歳で世を去ったことは、何とも象徴的な出来事でした。
跡目争いの様子はよく見えませんが、いくらGAFAが巨額の利益を上げていても、ザッカーバーグをはじめとする情報系の成り上がり富豪ではあまりにも「役不足」でしょう。中国で大儲けをしたジョージ・ソロス氏も、既に落日を迎えようとしています。
たとえば、陰の政府がいくら「ディープステート」という単語をネット上から消し去ろうとしても、そうした「言葉狩り」そのものが嘲笑の対象となっている時点で、彼らの馬脚はもはや隠し通せません。
なるほど、陰の政府と言うだけのことはあって、ドラキュラではありませんが、太陽の光を浴びた途端に、あちらこちらから煙が立ち昇ってきました。
こんな不手際を重ねること自体がディープステートの衰退を表しています。