さて、先週金曜日から今週の月曜日までは我が地元バートホンブルクでお祭りがありました。その名も「ラターネンフェスト」(ランタン祭り)です。これは1935年から続いており、毎年50万人の人が訪れます。毎年9月初めに開催されるのですが、僕がここに来た2020年からはコロナ禍のために開催されず、3年ぶりに開催の運びとなりました。
ま、詳しい雰囲気は写真を見てもらうとして…。まずは通りに出店が一杯でます。これは日本と同じようなイメージですね。で、日曜日の夜にはパレードみたいなものをします。有志が思い思いのデコレーションカーを用意して街を練り歩きます。これ、日本のだんじり祭りを思い出しました。こっちでは神様とか宗教とか特に関係ないんですけど、似てるなーと感じます。
少し紙面が余ったんで最近のドイツ情報を追記。
今月からガス価格が高騰しており、一説には1か月+500ユーロだの700ユーロだのと言われています。各家庭にあるセントラルヒーティングに関しても油とガスでを使用しているところで全く違うとか、様々な情報が飛び交っており、もう何が何だかよく分かりません。ガスリンは1リットル2ユーロを越えており、ビールの方が安いという始末です。
この対応策として政府が出した施策が9ユーロチケットなんですが、今月は雇用者と被雇用者に月300ユーロ、さらに学生には月200ユーロの補助金が出ると発表されました。非常に有難い話ではありますが、ここまでいろいろ施策が出るということは、実際結構ヤバイんでしょうね。ご存じの通りドイツはエネルギー供給を周辺国に頼っている側面があり、ガスはロシア、電力はフランスです。クリーンエネルギーの国なんていうのはただのハッタリで、原子力から生成された電力をフランスから買っているだけです。
コロナ禍、そしてウクライナ戦争でドイツの国としての問題が浮き彫りになったということでしょうね。
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