なので、夫が100%の厚生年金を貰っていたのを、昭和61年4月から専業主婦も強制的に国民年金の被保険者にさせて、将来は国民年金から妻の名義で老齢基礎年金が貰えるようにしたわけです。
しかし、従来は夫が全て厚生年金支払って100%の厚生年金を夫が受給していたのを、昭和61年4月からの国民年金第3号被保険者導入時においても夫が全て厚生年金は支払うけども、受給は例えば夫が60%で妻は40%というふうにして夫が100%すべて年金貰わないようにしようねという形になったのであります。
ちなみに、平成19年4月からは離婚時年金分割ができるようになったので、夫から更に厚生年金記録も貰えるようになりました(妻から夫へ分割もあり得ます)。
まあ…でも中身がこういう難しい話なのでどうしても「保険料支払わなくても年金を受給できる!許さん!」って話だけが先行していきました。
今現在はパートなどで働いてる妻を厚生年金加入促進にて、結果的に国民年金第3号被保険者縮小へと向かっています。
さて、このように国民年金の被保険者は3通りに分けられますが、必ず覚えておいて欲しいと思います。皆さんは何号被保険者(だった)でしょうか^^
※ 追記
以前、未納問題として40%もの人が未納にしてる!年金制度は破綻する!とかいう話が取り上げられていて、一時期話題になりました。
今の全体の被保険者数約6,700万人に対して、未納者は100万人程ですが割合としては1.5%ほどの未納割合です。
何が未納率40%だったのかというと、国民年金第1号被保険者だけの人数で、当時の最も納付率が低かった平成23年の58%ほどの納付率にてそのような表現が使われました。
しかしながら、国民年金被保険者全体で見ないといけないものを1号被保険者の間のみで取り上げ、それで40%も未納がある!というのは悪意しか感じなかったですね。とんでもない誤報でしたね。
ちなみに4,500万人いる厚生年金加入者は給料から強制的に保険料が徴収されるし、3号被保険者も未納しようがないため、この人たちは納付率100%となります。
なお、仮に未納者が増えたところで未納の部分の年金は支払わないため、未納者がどんなに増えようがその分の年金を払わないだけなので破綻する事は無いです。
まあ普通に考えたらわかる話であります。
未納が増えたところで年金は破綻しないというのが常識となっています。
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