あなたは、自分が国民年金の「何号被保険者」かスンナリ言えますか?

Adult Japanese have a "pension book". It will be distributed by the "Social Insurance Agency". The color varies depending on the year of distribution.Adult Japanese have a "pension book". It will be distributed by the "Social Insurance Agency". The color varies depending on the year of distribution.
 

あなたはご自身が国民年金の被保険者の種類をご存知ですか?意外と知らない被保険者の種類についてメルマガ『年金アドバイザーが教える!楽しく学ぶ公的年金講座』の著者で年金アドバイザーのhirokiさんが解説しています。

国民年金の被保険者の種類に関しての復習と未納

20歳になるとすべての人が国民年金に加入する事になります。しかし中には厚生年金とか共済年金などに加入という人が居ますよね。厚生年金は主にサラリーマンとして働いてる人であり、共済は公務員として働いてる人が加入します。

という事は国民年金と厚生年金は別物なんだねと思ってしまいそうですよね。

昭和61年3月31日までの年金制度だとみんな別物の制度として考えて良かったんですが、今の制度はすべての人がまず必ず国民年金に加入しており、その上で厚生年金や共済年金に加入しています。

昭和61年4月以降はどんな職業の人であろうと必ず国民年金に加入して、20歳以上60歳までは必ず国民年金の被保険者になったのです。

昭和61年3月までは国民年金、厚生年金、共済年金、その他の細々とした年金制度は独立したものでしたが、これらがすべて国民年金にまずは加入するのが義務となったのです。

昭和50年代から、もう年金制度がバラバラだといろいろ弊害が出始めてきたからですね(年金制度による金額の違いが不公平だとか、どこかの共済組合が破綻しそうだとか…)。

だから、まずはみんな共通した基礎的な部分として国民年金を共通給付として統一したのです。

なお、公務員が加入していた共済年金は平成27年10月以降は厚生年金に統合されましたので、公務員の人も厚生年金の被保険者となります。

さて、年金に加入している人と言ってもその中身は分けられているため、やや複雑となっています。

今回はその被保険者の違いをおさらいしてみましょう。

print
いま読まれてます

  • あなたは、自分が国民年金の「何号被保険者」かスンナリ言えますか?
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け