赤字脱却。閑散期2月の売上を1年前の140%にまで伸ばした飲食店の戦術

 

戦術2:目玉商品作りとその出数

なんでも美味しいは絶対にだめ。これは昔から言われることにも関わらず、繁盛しないお店はこのパターンが本当に多いです。

そのため、戦術1と合致した目玉商品を定め、それを徹底的にプッシュするようにしました。定量的な数字としては「客数比出数率:42%」です。

これだけ売れなければそもそも訴求していない事になるため、売るためのメニューブックやトークフローも見直しです。そもそもリピーター様がほぼいなかったので、この辺りはスムーズに変える事ができました。

戦術3:CRM強化でLINEとミニアプリ導入

人は満足しても3日も経てば忘れます。飲食で再来店がない一番は「なんとなく」なので、後日フォローは本当に大切です。

  • 翌日ありがとう通知
  • 週に1回のプッシュ通知
  • 限定クーポン通知
  • 事前決済機能(LINEミニアプリ)
  • スタンプカード

ここを1年かけて強化し続けました。毎月のクーポン反響率の平均は「2.13%」です。仮にLINEクーポンで毎月100組の来店が欲しければ、
4,694人=100組÷2.13%
この人数を確保すれば達成します。その為の声かけなどを徹底し続けた感じです。

また最近はLINEミニアプリも増えました。LINE内で完結させることが増えたのでこの辺りは自分達に合うものを積極活用したいですね。

戦術4:毎月の商品企画をスタート

大手は歩みが遅い!中小企業こそスピード感がある!飲食においてはこれは大嘘です。商品企画でも販促企画でも大手の方が徹底的にやりきっています。

マクドナルドさんでもスターバックスさんでも、あれほどまでの商品企画と販促企画を店舗の落とし込み踏まえてやりきれますか?そもそも来店いただく為の大義名分作りは圧倒的に負けているのが飲食の中小です。

こちらの企業でももちろん最初は大反発──
(『飲食・デリバリー企業向け/業績アップメルマガ』2023年3月6日号より一部抜粋、続きはご登録の上お楽しみください。初月無料です)

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関西学院大学卒業後、新卒で船井総研に入社。当時史上最年少にてフード部のマネージャー職へ。その後事業承継と起業を行い、 京都にて外食・中食業態を複数経営しつつ、多くの企業をサポート。事業規模は年商2,000万~1兆円企業まで幅広いです。外食/フードデリバリーが専門領域なので、それについての情報を書いています。

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