なぜ、メシをチンタラ食べる人間は「大事な場面」で役に立たないのか

Asian people eating lunch face to face.Asian people eating lunch face to face.
 

仕事や動きの遅い人に対して「マイペースな人」と指摘する例がありますが、「マイペース」の意味はその名の通り「自分のペース」ということ。では、その自分のペースをどれくらいの速度にしていくべきか?今回の無料メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』の著者・佐藤しょうおんさんは、ハイスピードマイペースを目指すべきと、速いペースで動く大切さを語ります。

ハイスピードマイペースを目指す

マイペースという単語には、なぜだか「他の人よりも遅い」というイメージがありますよね。

「あの人、いつもマイペースだから」というセリフには、他の人よりも時間が掛かるとか、ゆっくりやっているというニュアンスが含まれるじゃないですか。

本来、マイペースとは「私にとっての巡航速度」という意味しかないんですよ。どこにも遅いとか、ゆっくりという意味はありません。それがいつの間にかノロノロやっていることの意味になってしまったんですね。

逆のパターンもあって、自分はとっととサクサク進めたいのに、周りの人間の動きが遅いから、そちらに合わせてしまうということもありますよね。私は喋りも早口なんですが、手を動かす速度もかなり速くて、同じような作業を複数の人間とやったら、私が一番早く終わることが多いんですよ。

そんな人間にとって、周りに合わせてゆっくりやらなきゃならないという状態はかなり苦痛です。

で、我々はどちらの方向を目指すべきなのかというと、これはもう

● 他の人よりも速いペースで動く

方なんですよ。極力巡航速度を高めていく、むしろ自分の極限の巡航速度がどれくらいなのか、それをどうやったら速めることができるのかを考えるべきなんです

例えば、メシを食うのでも、仕事が出来る人ってメチャメチャ早食いの人が多いんですよ。これが高級フレンチのような時間を使って楽しむ場合は別ですよ。だから私は「食事」と書かずに「メシ」って書いたんですからね。

仕事の合間に食べるメシをチンタラ時間を掛けて食べている人で、仕事がキレている人に会ったことはありません。5人で一緒に食べに行って、4人が食べ終わって、お茶も飲み終わっているのに、まだトロトロ食べている人がいたりするんですよ。

私はこういう人については、大事な場面で起用しない、ちょっとヤバめの人リストに追加しますね。なぜならば、大事な場面って、速度が要求されることが多いからです。急に手直しをしなきゃならなくなるとか、土壇場で変更が入ったとか、最後まで仕様が煮詰まらず、その結果手を動かせる時間がメチャメチャ短くなってしまった、なんてことが当たり前のように起こるんです。

その時に、

■ 私はこのペースでないとパフォーマンスを出せませんから

なんて言う人がいたら良い迷惑になるわけですよ。

そういう時こそ、その人の巡航速度の速さが効いてくるわけです。そして仕事が出来る人って、そういう時にしっかり状況にアジャストできる余力を持っているんです。

そのような人になるために、普段からあらゆることの巡航速度を高める、たとえメシを食う、トイレに行くみたいなことでも、スピードを上げることを考える、同じ作業でもどうしたらより早く完了させられるのかを考える、そういう人であるべきなんです。

巡航速度というのは、最高速度とは違うのです。中古の軽自動車でも高速道路で、ベンツと同じように時速100キロで走れるわけです。でも余裕とか疲れ方は全然違うんです。それはベンツが150キロとか200キロの巡航速度でも耐えられるように作られているからなんです。

最高速度は一瞬の話で、これはその時の根性とか、環境で乗り切れることもあるんです。ところが巡航速度はその人の持つ実力そのものなので、簡単には上がらないんです。だから日頃からこれを意識しておく必要があるんです。

 

image by: Shutterstock.com

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【著者】 佐藤しょ~おん 【発行周期】 平日刊

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