「経営の神様」と呼ばれた松下幸之助氏の著書は数多く出版されていますが、今回の無料メルマガ『毎日3分読書革命!土井英司のビジネスブックマラソン』で紹介する本は、土井さんが「どれを読めばいいか悩んだらこれを読め」と語るほどオススメする一冊です。
松下政経塾元塾頭による解説⇒『松下幸之助の教訓』
『松下幸之助の教訓』
上甲晃・著 致知出版社
こんにちは、土井英司です。
本日ご紹介する一冊は、松下電器産業(現在のパナソニック)を一代で起こし、「経営の神様」と呼ばれた松下幸之助の言葉を、松下政経塾の元塾頭が解説した一冊。
著者の上甲晃(じょうこう・あきら)氏は、大著で知られる『松下幸之助発言集』(全45巻)を三度読破したことで知られ、これまでに「青年塾」を通じて2,000人もの若者の人材育成に携わってきた人物です。
本書は、そんな著者が松下幸之助の教えの要点をまとめ、解説を加えた一冊。
松下幸之助の著書は、ベストセラー&ロングセラー『道をひらく』をはじめ、それこそ膨大にありますから、どれを読めばいいのか悩んだ方に、おすすめの一冊です。
『道をひらく』
松下幸之助の教えを、人生訓、経営論、人材育成論、成功の秘訣、成長論、未来への指針、日本人へのメッセージにまとめ、以下のように章分類しています。
第一章 人生に向かう態度
第二章 経営とは何か
第三章 人を育てる
第四章 成功と失敗の分岐点
第五章 人間を成長させるもの
第六章 未来のために何ができるか
第七章 日本人へのメッセージ
著者が松下幸之助と直接やりとりをしたエピソードや、塾生たちとのエピソードが面白く、「経営の神様」をまた違った角度から見ることができます。
ほとんどの方が読まずに人生を終えるであろう、『松下幸之助発言集』のエッセンスも、興味深く読ませていただきました。