なぜ、優れたコンセプトメーカー塩見直紀は「天職」を探す旅に出たのか?

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地方創生やまちづくりはさまざまな自治体が苦労し取り組んでいる真っ最中。今回の無料メルマガ『毎日3分読書革命!土井英司のビジネスブックマラソン』で紹介しているのは、さまざまなコンセプトを発見してきた塩見直紀さんが記したエッセイ風の一冊です。

地方創生、まちづくりのためのコンセプト⇒『塩見直紀の京都発コンセプト88』

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塩見直紀の京都発コンセプト88

塩見直紀・著 京都新聞出版センター

こんにちは、土井英司です。

先日、塩見直紀さんの『半農半X的 これからの生き方キーワードAtoZ』という本をご紹介しましたが、どうやら、これ以外にも面白いコンセプト本が出ていたようです。

半農半X的 これからの生き方キーワードAtoZ

本日ご紹介する一冊は、半分自給自足、半分は天職(使命)に生きるという、「半農半Xという生き方」を提案し、今も地域やまちづくりの新コンセプトを提案し続けている塩見直紀さんの、いわばコンセプト集。

京都新聞出版センターから出ていたということで、これは掘り出し物ですね。

著者の自分探し時代の学び、半農半Xからの学び、里山ねっと・あやべからの学び、福知山公立大学からの学び、京都市立芸術大学博士後期課程からの学び、これからのコンセプトなど、計88の視点がまとめられています。

エッセイ風の本ですが、本文中に著者がどうやって新しいコンセプトを得たのか、事業のヒントを得たのかが書かれており、コンセプト発見の追体験ができる内容です。

前回紹介した『半農半X的 これからの生き方キーワードAtoZ』同様、ビジネスや生き方、地方創生、まちづくりなど、読者にとって役立つコンセプトを拾い読みして活用するだけでも、面白い一冊だと思います。

著者が「半農半X」というコンセプトを打ち出したのはもう30年も前のことですが、このコンセプトがその後の移住ブームや地方創生、ワーケーションの先駆けになったと見ています。

優れたコンセプトメーカーの思想から、ビジネスや生き方のヒントを得たい方、未来のビジョンを作る手掛かりをつかみたい方に、ぜひおすすめしたい一冊です。

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