少なくない「犯人の言い分が優先される」という声
もちろん「疑わしきは罰せず」の推定無罪は裁判の大原則です。確たる証拠がないのに、罪人と決めつけるのは、明らかに間違いです。とはいえ、このところの逮捕事案や判決について、なにか釈然としないことが多いのも確かです。
さまざまな事件や判決を見るにつけ、警察や検察、司法の事件解決力、真実を明らかにする力が、明らかに弱まっているように思えてなりません。
冒頭で取り上げたニュースもそうです。飲食店のレジに並んでいた塾帰りの中学生を、犯人は30秒ほどの短い時間に刺し殺し逃げて行った。わずか30秒で、人生を全うするため日々勉強に勤しんでいた、未来ある若者の命をあっさりと奪っていき、いまだに逃げています。
たとえば、2023年7月に、埼玉県川口市でクルド人ら100人が市内の病院周辺に殺到して乱闘騒ぎを起こし、刃物で相手を切りつけるなどした7人の男性が、殺人未遂などの容疑で逮捕されましたが、その後、さいたま地検は全員を不起訴処分としました。
裁判所は不起訴理由を明らかにしていませんが、この乱闘で病院は約5時間半にわたり救急搬送ができない状態になったということもあり、納得できない川口市民も少なくありません。
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近年では事件処理の7割が不起訴になっている一方で、不起訴理由が不明とする記事の件数も爆発的に増えているとのことです。もちろんその理由は検察が理由を明かさないからということです。
これでは市民としては、かなりフラストレーションと不安が溜まります。一部では、言葉の壁のある外国人の取り調べや裁判は面倒なので、検察は不起訴にしているという噂まで出回っています。
このメルマガでも取り上げましたが、最近の中国では、通り魔が人を刺す事件が頻発しています。日本人学校の子どもも、通り魔に殺されました。
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中国人の日本に対する印象は過去最悪だという報道についても、このメルマガで取り上げたばかりです。
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中国で通り魔となった犯人は、逮捕されたあと、賃金が安いのが不満だの、自分の人生に不満だの、社会への不満を口にしていたようです。
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そして、中国人の日本人に対する印象が過去最悪になった今、中国に住んでいる日本人が狙われるのと同様に、日本にいる中国人が日本人を狙っても、なんら不思議はありません。
あまりにも命が軽々しく扱われています。そして、現在の日本の司法はそれを罰することもしません。
長野県で15歳の男子学生を車ではねた男は、飲酒運転がばれないように、男子学生をひいたあとコンビニで口臭ケア用品を買ってから通報しました。男子学生は死亡しましたが、二審判決で男は無罪。事故から10年が経っても、男はなお有罪にはなっていません。
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日本の司法はなぜこれほどまでに機能しなくなってしまったのでしょうか。犯人の言い分が優先され、失われた尊い命がないがしろにされているという声も少なくありません。
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