石破も岩屋も中国に油断しすぎ。ネットで“見えない攻撃”を仕掛ける隣国にすり寄る媚中政治家たちの所業

 

習近平主席の国賓来日を画策する石破首相の不用意千万

ただ、DDoS攻撃の目的は、ただの嫌がらせで、混乱を招くことが目的だと言われています。一方で、中国系サイバー攻撃集団「ミラーフェース」による被害は、マルウエア(悪意あるソフト)によるもので情報の流出をも目的としている質の悪いものです。その「ミラーフェース」による被害が、日本国内で増えているというのです。以下、報道を一部引用します。

警察庁などは8日、2019(令和元)年ごろから政府機関や企業に対し、中国政府の関与が疑われるサイバー攻撃集団「ミラーフェース」の攻撃が相次いでいると明らかにした。警察庁はこれまで210件の攻撃を把握。安全保障情報や先端技術の窃取が目的とみられ、注意を呼びかけている。

警察庁によると、ミラーフェースが初期から行っている攻撃の手口はメールでマルウエア(悪意あるソフト)を送って感染させる「標的型メール攻撃」だ。

“サンドボックス”や“VSコード”と呼ばれるマイクロソフト社の正規のプログラムを作動させ、情報を見たり、盗み取ったりしている形跡もある。正規のプログラムのため、ウイルス検知されず、攻撃が発覚されにくいとされる。

中国系サイバー攻撃集団「ミラーフェース」の被害210件把握 警察庁などが注意喚起

海底ケーブルを損傷させているのが中国だとしたら、中国は、ネットワーク上で呆れるほど多くの攻撃を日本や台湾に仕掛けている一方で、そのネットワークを可能としている海底ケーブルを損傷させているということになります。

それに、これだけの見えない攻撃をしかけるにはかなりの費用が必要なはずです。中国は、国内の経済悪化を犠牲にしてまで、莫大な費用をかけて見えない攻撃を推し進めています。じわじわと中国の魔の手が迫ってきているようで、気味が悪いことこのうえない。あるいは、経済低迷について、自国のみならず他国も道連れにしようとしているのかもしれません。

このような攻撃を仕掛ける中国に対して、石破首相は習近平主席の国賓来日を画策しているとも言われています。また、先日は岩屋外相が訪日中国人観光客向けビザの発給要件など緩和することを発表しています。あまりにも不用意でしょう。

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日本は、もっと危機感をもって、有事に備えるべきです。

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